優勝:佐藤水菜
Q:年間グランドスラム達成となる優勝、おめでとうございます。
嬉しくもあり、悔しくもありです。もちろんみんなが力を出し切った結果ではありますが、理想的なゴールにはなりませんでした。しっかりと、ゴール前まで戦いきりたかったという思いもあります。
Q:警戒される中で、最終ホーム前から勇気を持って仕掛けた姿が印象的でした。
迷いはなく、仕掛けることができました。
Q:勝負どころでは、アクシデントもありました。
接触もあり少し力が抜けたような瞬間もありましたが、ゴールまで走り切らなきゃとすぐに気持ちを切り替えて、逃げ切ることができたのは良かったです。
Q:初日、2日目と自転車のセッティングに不安があるというお話をされていましたが、なにか調整はされましたか?
初めて乗った自転車でしたし、自分の状態も良くはなかったのですが、昨日の結果を受けて修正しました。
アップの途中に、柳原(真緒)さんに助けを求めたら快く手伝ってくれて。これで悔いなく、自信を持って走れるなという状態を作れました。とはいえ、グランプリまで自転車のことは考えていかなければと思います。
Q:これで、年末に“年間グランプリスラム”に挑戦することとなります。
『ガールズグランプリ』のことを考えて、今回はグローブを着用して3日間走りました。普段は素手で走っているのですが、寒さ対策も重要だと思っているので。それから、12月の後半は(ナショナルチームが)フリートレーニングになるので、しっかりと自分で考えて練習していければと思います。
Q:多くの声援を受けてのレースでしたが、どのような想いですか?
3日間を通じて、敢闘門が開いた瞬間からいろんな方に名前を呼んで応援してもらえてすごく嬉しかったですし、頑張らなきゃと前を向くことができました。
初日の「メダル獲得報告会」なども含め、ファンの皆さんとたくさん交流できたので、すごく有意義な時間を作ることができました。『ガールズグランプリ』でもしっかりと勝てるように、去年の反省を生かして、優勝できるように頑張ります。
2着:梅川風子
レース直前まで悩みましたが、(佐藤を)後方に置いてレースをしようと思いました。(佐藤の仕掛けに)合わせたかったですが、反応も悪く、仕掛ける瞬間を見きれていなかったです。何の内容もないレースになってしまいました。
年末に向けて、しっかりと悪い部分を洗い出して、二度とこんなことがないようにしたいです。
3着:那須萌美
後悔のないように組み立ててレースに臨みました。(落車があった時に)自分も転ぶかと思いました。そのあとは気がついたらゴールしていた感じで……。
気持ちが切れかけた時もありましたが、成績の面では何とか耐えてまとめられた1年でした。そういう意味では、ある程度自分のレベルも上がっているのかなと思います。





