モータースポーツ、野鳥、電車、飛行機など動きモノを被写体とする撮影ジャンルは数あれど、自転車トラック競技は最高の練習場所であり、面白い被写体だ。世界中でトラック競技の撮影を1年間行い、その魅力にどっぷりハマった筆者が、その理由について説明しよう。

1. 撮影環境が快適すぎる

トラック競技の行われるベロドロームは、屋内な上に空調完備。外気温マイナスな環境でも、場内は半袖短パンでも快適な程だ。雨や雪が降ろうと、風が強かろうとも、ベロドロームには関係ない。とても快適な環境で撮影に集中することができるのだ。

伊豆ベロドローム

2. 被写体がグルグル周って帰ってくる

バンク上を周回する競技なので、当たり前だが選手はグルグル周って帰ってくる。シャッターチャンスの宝庫だ。特に中距離種目はシャッターチャンスが何十回と訪れる。わざわざ自分から撮影場所を移動しなくても、被写体である選手側が帰ってきてくれるのだから、なんて楽チン。

2018全日本選手権トラック男子スクラッチ

流し撮りの練習に最適