4種目の混成競技オムニアム(オムニアムのルール)。2018-2019トラックワールドカップ第2戦の男子オムニアムへ出場したのは23人。前回大会優勝のトーレス(スペイン)、トマ(フランス)、トラックパーティーでお馴染みのホロウェイ(アメリカ)、前日の男子スクラッチで優勝したHRYNIV(ウクライナ)など、実力者がそろった。日本からは今村駿介が参戦。オリンピック出場へのポイントを出来るだけ多く獲得することを狙う。

2018-2019 Tissot UCI Track Cycling World Cup II Men's Omnium

ダニエル・ホロウェイ

男子オムニアム 出場者リスト(PDF)

第1種目:スクラッチ

1周250mのトラックを40周、一番速く走った選手の勝ちとなる。レースはアタックが多少掛かるも、全体的に様子見の形で最後の3周へ。ペースが上がるとスチュワート・マーク(イギリス)とトマ(フランス)が先行。その後ろには大人数の集団。残り2周で大外から今村が前に出ようと加速するが、前に出ることはできず。先行していた2人が先着、そして今村は集団内でフィニッシュし、この種目の成績を13位で終えた。

第2種目:テンポレース

周回毎に先頭の選手が1ポイントを獲得できるレース。レースは序盤、中盤と強豪の選手たちが先行してはポイントを稼ぎ、先行してはポイントを稼ぎと進んでいく。今村はポイントを取れないままレースを終えた。このレースもスチュワートが最も多くポイントを獲得して1位でフィニッシュした。

第3種目:エリミネーション

2周に1回、最後尾の選手がレースから除外されていくレース。レースは開始直後に大量の落車が発生し、2回のリスタートがあるなど、波乱を含んだ展開となった。日本の今村は2回目のリスタート後の除外周回で失速し、この種目を12位で終えた。最後まで残っていたのはニュージーランドのスチュワート・キャンベルとフランスのトマ。1対1のスプリント勝負を制したのはスチュワートで、この種目で1位となった。

最終種目:ポイントレース