日本代表としてメンバー入りするには？

各大会毎に出場枠も限られている中、強化指定選手がメンバー入りする基準とは何か。

JCF『トラックナショナルチーム代表派遣選手選考基準（エリート） 7. 選考基準』より抜粋する

選考を決定する際、選考機関は適切な重み付けを行った上で、以下の項目を考慮する（記載順序は考慮の優先順位を示すものではない）。

7.1. 世界選手権、ワールドカップにおける選手の成績およびパフォーマンス。選考前12 ヶ月間の成績とパフォ ーマンスを優先する。

7.2. UCI クラス1 の大会における選手の成績およびパフォーマンス。選考前 12ヶ月間の成績とパフォーマンスを優先する。

7.3. 選考日前の全日本選手権トラックレースにおける成績とパフォーマンス。

7.4. 選手の優先種目を含む将来の大会に向けた準備やパフォーマンスを発揮 できる能力に関するナショナルコーチの見解。

7.5. 選手のUCI ランキング、UCI ワールドカップポイント。

7.6. 国際大会へ参加するチームの全体構成及び種目ごとの選手配分。

7.7. 該当する国際大会のイベント、コース、環境の性質に適した選手の技術的、身体的そして精神的スキル。

7.8. 選手の過去の大会、トレーニングセッション、トレーニングキャンプ、トライアル、その他イベントの参加率、態度、及び振舞い。

日本人選手の間でも始まっている戦い

今シーズン終盤に行われる大きなポイント獲得の場、世界選手権へ日本代表として出場をするには、トラックワールドカップで成績を残す事が必須要件だ。開催国枠の無い東京オリンピックへ出場するには、自力で出場枠を獲得するしかない。その出場枠を獲得するチャンスを掴み獲るにも、限られた国際大会への出場機会で確実に成績を残さねばならない。

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東京オリンピックへ向けた激しい戦いは世界中のトップライダーとの間だけではなく、日本代表メンバー同士でも始まっているのだ。

なお選手選考はナショナルコーチの推薦に基づきJCFトラック競技部会が候補者リストを作成、選考されるという。また、各大会ごとの代表メンバーは原則として大会2週間前には発表される。