名古屋競輪場にて、4月29日から5月4日にかけて行われた“競輪ダービー”こと『第79回日本選手権競輪(G1)』。
ダービー王の座を手にしたのは吉田拓矢、そして2着は眞杉匠で関東勢のワンツー決着。吉田は2021年の競輪祭以来4年ぶり、2度目のG1制覇となった。

決勝の模様をレポートする。

11R 決勝

枠番 車番 選手名 府県/期別
1 1 古性優作 大阪/100期
2 2 新山響平 青森/107期
3 3 眞杉匠 栃木/113期
4 4 浅井康太 三重/90期
5 岩本俊介 千葉/94期
5 6 阿部力也 宮城/100期
7 松井宏佑 神奈川/113期
6 8 菅田壱道 宮城/91期
9 吉田拓矢 茨城/107期

レースレポート

ゴールデンウィーク終盤。通路までびっしりと観客が埋めつくし、大歓声のなかでスタートをすると最初に主張したのは菅田。

新山を迎え入れ、新山-菅田-阿部の北日本ラインが先頭。
次いで単騎の古性、眞杉-吉田の関東ライン、浅井、最後方に松井-岩本の南関ラインで周回が進む。

残り2周に入るところで松井が岩本を引き連れ仕掛けるが、新山が突っ張り先頭を譲らず。

残り1周半でいちどペースが緩むような形となり、北日本勢が先頭のまま最終周へ。

2コーナーで前を行く古性と車間を開けた眞杉が、残り半周で満を持してアタックを仕掛ける。

ものすごい勢いで前を飲み込んでいく眞杉と、それに続く吉田。

内で粘る新山を眞杉が捉え最後の直線に入ったところで、菅田が落車してしまうアクシデント。
外から鋭い伸びを見せた吉田が突き抜けて1着入線。
2着に眞杉、3着は吉田の後ろから伸びてきた古性。

レース結果について審議が行われたが、いずれの選手も失格とはならず、入線順通りの結果となった。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 9 吉田拓矢 10.6 差し
2 3 眞杉匠 3/4車身 10.8 捲り 事故入
3 1 古性優作 1車身1/2 11.0
4 6 阿部力也 3/4車身 11.2
5 7 松井宏佑 3/4車身 10.5
6 2 新山響平 3/4車身 11.5 HB
7 4 浅井康太 1/2車身 10.9
8 5 岩本俊介 1 車身 10.6
9 8 菅田壱道 大差 落携入

レース後インタビュー

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