太田海也 vs 脇本雄太
最終日11レース・特別優秀戦に出走した太田。
積極的に誘導員の後ろを取りにいくと、一時6番手に下げたものの、最終周に入ったところでスパート。
直線入り口では後ろを突き放したが、外から鋭く伸びてきた“元ナショナル”の脇本雄太が差し切って1着、太田は2着となった。
太田海也 インタビュー
Q:誘導員の後ろを取ってのレースでしたが、残り1周半のところでは6番手まで下げる展開となりました。
(仕掛けた南関の3車が)自分のピッチよりも早かったので、そうするしかなかったという感じでした。直後に来た2車(小林泰正・吉澤純平)も前に入れてしまったところの判断が良くなかったです。もう少し前にいられたら、もっといいレースになったと思います。
Q:最終周の2コーナーから一気に進出していきましたね。
前にいた小林選手が仕掛けたのが見えたので、それにあわせて踏み込んでいきました。
Q:昨日から新しい自転車を使い始めたとのことですが、感触はいかがですか?
自転車については、もうちょっと改良の余地があると思います。
Q:トルコでのネーションズカップから帰国後すぐの開催でしたが、疲れはなかったですか?
体の状況は悪くなかったですが、333バンクでの競輪に思ったよりも対応できなかったです。スケジュールが空くこれからの1週間は鉄フレームに乗って、次の開催に向けてもっと練習します。
佐藤水菜 トークショー
全国的に雪が降った数日前から一転、気温も高く晴れわたった伊東温泉競輪場には多くの人が来場。
お昼に場内の特設ステージで実施された佐藤水菜のトークショーにも、多数のファンが集結した。
佐藤自身も昨年のオールスターの際に経験した、海外遠征後すぐの競輪出場について問われると「大会に向けてコンディションを仕上げてきているので、海外の大会直後にそのまま走るのは問題ないと思います。中途半端に期間が空いてしまうと、かえって難しい」とコメント。
また、ネーションズカップの女子スプリント予選 200mFTTで日本記録を出したことについては、「全然自信はなかったです。それに、直前に中国の選手が世界記録を出していたこともあって、(自分が出したタイムに対する)観客の反応がすごく微妙だったんです(笑)。だから、全然タイム出てないのかなと思いました」と裏話を披露した。
また、後半にはファンからの質問に答えるコーナーも。仲澤春香について問われると、「まっすぐ走れよ、とビシバシ指導しています(笑)。今後どんどん強くなっていく選手ですし、ガールズケイリンも面白くしてくれる存在だと思います」と話したほか、賞金の使い道を聞かれると「親孝行に使ったり、愛犬のものを買ったり……あとはばんえい競馬の馬券を買ったりしています(笑)」とコメント。
「みなさんどうやってお金の管理しているんですか?」とまさかの逆質問をする場面もあるなど、大盛り上がりでトークショーは終了。
競輪は4月のオールガールズクラシック(G1)に出走予定、競技では5月末のジャパントラックカップに向けても調整を進めていくという佐藤水菜。競輪での目標として、G1をすべて奪取し“グランプリスラム”(すべてのG1とグランプリで優勝)を狙うと高らかに宣言した、彼女の今後の活躍に注目したい。