9月9日に静岡県にある伊豆ベロドロームで、『全日本自転車競技選手権大会トラック・レース(全日本選手権トラック)』の2日目が行われ、男子チームパシュートで『TEAM BRIDGESTONE Cycling』(窪木一茂近谷涼原田裕成沢田桂太郎)が大会新記録で優勝を果たした。

前日の予選で2位の中央大学(村田瑞季/青木瑞樹/今村駿介/橋本陸)と10秒近い差を付け、2016年に日本大学(森口寛己/坂本紘規/草場啓吾/沢田桂太郎)が打ち立てた大会記録の4分13秒833を上回る4分05秒270をマークしていたTEAM BRIDGESTONE Cycling。優勝決定戦では中央大学に追い抜き勝ちを収め、さらに前日の大会記録をおよそ3秒更新し、4分02秒646をマークした。

3位決定戦は岐阜県チーム(渡邊翔太郎/永田吏玖/亀谷昌滋/棚瀬義大)と福井県自転車競技連盟(新井佑太/齋藤知樹/碇優太/廣瀬元輝)が対戦。福井県自転車競技連盟は途中に落車で1選手を欠いたのが響いたか、岐阜県チームが逆転勝ちした。

2018全日本選手権トラック男子チームパシュート

福井県自転車競技連盟(新井佑太/齋藤知樹/碇優太/廣瀬元輝)

2018全日本選手権トラック男子チームパシュート

岐阜県チーム(渡邊翔太郎/永田吏玖/亀谷昌滋/棚瀬義大)

TEAM BRIDGESTONE Cycling(沢田/原田)インタビュー

Q:まずは全部終わって、大会の感想をお願いします

沢田:そうですね。最初から最後まで全部出し切ったと思います。もう何も残ってないですね。

原田:今回はチームブリヂストンで最初から最後まで圧倒的な力を見せ付けることができたのではないかと思います。団体追い抜き(チームパシュート)はチームワークが出ました。個々の力もあるので、事前練習は2回でしたが、そんな中でも個人個人の力を発揮して、チームとして結果を残せたのは大きいと思います。タイムはもう少し修正していけば4分を切れると思うので、まだまだ満足はしていません。

Q:今後の目標は?

原田:東京五輪での金メダルを目指しているので、それに向けてまずはワールドカップ、
世界選手権で結果を残して次に繋げたいと思います。

順位 チーム 名前 タイム
1 TEAM BRIDGESTONE Cycling 窪木一茂
近谷涼
原田裕成
沢田桂太郎
4:02.646 追抜勝
2 中央大学 村田瑞季
青木瑞樹
今村駿介
橋本陸
OVT
3 岐阜県 渡邊翔太郎
永田吏玖
亀谷昌滋
棚瀬義大
4:12.713
4 福井県自転車競技連盟 新井佑太
齋藤知樹
碇優太
廣瀬元輝
4:18.351