1着:石井寛子
Q:2017年以来のガールズグランプリ優勝です。
2017年の時よりも、何倍も何倍も嬉しいです。それは、応援していただいている方が増えてきたパワーなんだと思います。
Q:周回中は最後方から進める形となりました。
7番車だったので後方を選択しました。これまでグランプリでは前々で勝負して勝てないことが続いていたので、今年は後ろから、我慢のレースでした。
Q:そこから上がっていき、残り半周は2番手での通過。直後には佐藤水菜選手がいました。
あまりにもいい形だったので、「この状態はなんだろう?」と思いました。冷静になって、いつもどおり、焦らず走ることができればこのまま突き抜けられるかなと思いました。
Q:勝利を確信したのは?
走っている時から、グランプリのドキドキワクワクを持っていました。夢のような感じで、ゴールした瞬間に「優勝した!」という感じではなかったですね。応援する方の気持ちに応えることができた、というのが最初に思ったことです。泣いてません(笑)
去年はこの舞台に立てませんでしたが、その間も応援していただいて。こういう形で応えることができて嬉しいです。
本当に今年はたくさんの方と出会って、出会ったからには頑張りたいという気持ちがどんどん大きくなっていました。7月まで賞金的にグランプリ圏外で、この舞台に立てないんじゃないかと思うこともありましたが、本当にいろんな方からパワーをもらったと思います。
Q:やっぱりこの舞台は特別ですか?
表彰式で「80歳まで出場し続けます」と言ったとおり、目標はこの舞台に立ち続けることです。ただ、一戦一戦しっかり、応援していただけるような走りを心がけたいと思います。
Q:女王として迎える来年、どんな1年にしたいですか?
いろんな方に支えてもらったので、それを返せるように。また一戦一戦頑張りたいです。
Q:この勝利を誰に伝えたいですか?
すべての人に伝えたいです(笑)。
Q:賞金の使い道は?
いつも通り寄付をして恩返しをすること。それから、応援しているアーティストの推し活に使います。
Q:最後に、一言お願いします。
グランプリという大きな舞台に優勝することができて、競輪をあまり見ていない方にも見てもらえたと思います。競輪は人生にはいらないものかもしれませんが、これで興味を持ってくれたら嬉しいです。応援したいただけるように、一戦一戦頑張ります。
2着:佐藤水菜
Q:前から組み立てるという想定だった?
いえ、特に作戦を立てていたわけではなく、前が空いていたので前に入りました。
Q:石井寛子選手に飛びつければよかった?
飛びつこうかなと思ったんですけど、外から入ってきた形だったので2年前の落車もよぎり、そこだけは安全に、という形でした。すぐに引くと決めてしまっても良かったかもしれないです。
ずっと張られている感じで、そこが怖かったですね。そこがUCIルールと違う難しいところですね。
Q:最後は捉えきれず2着となりました。
他力のレースを、いろいんなレースをしたいと考えていたなか、もちろん勝てたらよかったですけど……やれることはやりました。もっとフィジカルを強くして、頑張っていきます。
Q:来年の目標を聞かせてください。
焦点を置いているのはグランドスラム。獲れていないタイトルを獲ることです。
3着:尾崎睦
思った通りの展開にはなりましたが、やっぱりみんな強いですね。来年のグランプリは地元の平塚開催なので、そこでは泣いて終わりたいです。
4着:坂口楓華
後方になってしまったのが想定外でした。グランプリで思い通りにいくほど甘くはないですね。やっぱりみんな優勝したいから、動けなくってしまう。何もできなまま終わってしまった4年前と同じにならなかったことは良かったですが、3着に入りたかったですね。
7着:尾方真生
S(誘導員の後ろ)が欲しかったです。前がサトミナ(佐藤水菜)さんじゃなければ自分で仕掛けていきたかったですが、(坂口)楓華さんに行かれてしまって……今まででいちばん悔しいです。