「切り拓いた道、大変だけど上に行けば行くほど面白い」

Q:これまで辞めようと思ったことは?

大学3年生の時でしょうか。ただ、その時期に(ナショナルチームで)走ってくれていた加瀬加奈子さん、中川諒子さんがポイントを積み上げてくれていて、ロンドンオリンピックに繋がりました。諦めようとしていたこともありましたが、縁というか周りの方に支えてもらって、何とか辞めなかった感じです。

それでオリンピックに出場したことによりプロへの道も開けて・・・5年間くらいプロとして競技をやったってことになりますね。

周りにはそういう選択肢もあるということを残せたということは、私が少しだけですが切り拓いたことだと思っています。競輪選手じゃなくてもナショナルチームに入れるし、学生でも突き抜けてくれれば道は開けているから、その開けている道に向かってどんどん突き進んで欲しいと思っています。

大学で一番になったからとか、日本で一番になったから良いとかじゃなくて、本当に上には上がいて、上に行くほど面白いから、その面白さをもっと今の学生たちにも知って欲しいと思うし、みんなに頂点を目指しながら競技をやってもらいたいんです。

競輪とは別の道を