毎年年末に行われる『KEIRINグランプリ』シリーズ。若手No.1を決めるヤンググランプリ、女子選手No.1を決めるガールズグランプリ、男子選手のNo.1を決めるKEIRINグランプリが、それぞれ1発勝負のレースで実施される。最高峰レースとなるKEIRINグランプリの賞金は約1億円と、超ビッグな開催だ。
その「1億円」の陰に隠れがちだが、ガールズグランプリの賞金はいくらなのだろうか?
この記事は2024年12月29日に行われた『ガールズグランプリ2024』と、過去開催の賞金を振り返る。
賞金額は年々増加
ガールズグランプリの直近8年の賞金額は以下のとおり。
2024年 | 800万円 |
2023年 | 700万円 |
2022年 | 610万円 |
2021年 | 530万円 |
2020年 | 505万円 |
2019年 | 505万円 |
2018年 | 500万円 |
2017年 | 500万円 |
男子の1億円と比べると寂しく見えてしまうかもしれないが、ガールズグランプリ優勝者には例年高級車であるレクサスが副賞として贈呈される。
昨年(2023年)の「副賞込」の賞金額は1330万円。純粋な優勝賞金に加え600万円程度の副賞が贈られることで、全体としては約1000万円の賞金となることが通例となっている。
そのような中、2024年の優勝賞金は「純粋な賞金だけ」で800万円。今年のガールズグランプリは石井寛子が2017年以来となる制覇を果たしたわけだが、当時の優勝賞金は上記の表のとおり500万円。純粋な賞金だけの比較で言うと、当時と比べて1.6倍増(300万円)となっている。
もちろん昨年同様、今年も高級車が副賞として贈られており、副賞込の賞金額は1430万円。
男子の水準には及ばないものの、ガールズケイリンの認知度向上に伴い、着実な賞金UPが行われていることがわかる。
進化を続けるガールズケイリン
2022年に10周年を迎えたガールズケイリン。ガールズG1が開設されたことを筆頭に、進化と発展を続けている最中だ。
現在ガールズケイリンのカテゴリはL級1班の1つのみだが、今後よりガールズケイリンが発展し選手が増えた暁には、カテゴリ分けが行われるようになるかもしれない。より白熱したレースが行われ、選手への賞金も上がっていくだろう。
まだまだ進化の途上にあるガールズケイリン。これからの動きを楽しみにしていきたい。
「女子だけでも30億売れた!」2022年『ALL GIRL’S 10th Anniversary』から2023年『オールガールズクラシック(G1)』への成長