2024年を締め括る競輪界最大のシリーズ『KEIRINグランプリシリーズ』のうちの1戦である、『ヤンググランプリ2024』の出場選手が発表された。この記事では出場予定選手らのプロフィールをご紹介する。

ヤンググランプリとは?

『KEIRINグランプリシリーズ』の初日に行われる、その年の「若手No.1」を決める一発勝負のレース。2024年は12月28日に開催で、優勝賞金は500万円。昨年(2023年)は太田海也が優勝している。

今年のヤンググランプリに選出されたのは全員121期の選手で、同期対決となる。なお121期の選手がヤンググランプリに出られるのは今年が最後。

ヤンググランプリ賞金表(PDF)

太田海也

おおた・かいや(岡山/121期)

スポーツ歴 ボート競技からの転身
養成所時代 ゴールデンキャップ獲得
早期卒業
直近の成績 2023競輪祭決勝進出
ヤンググランプリ2023優勝
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パリオリンピック出場
2024世界選手権スプリント3位
2024世界選手権チームスプリント3位

ヤンググランプリには2人の自転車トラック競技ナショナルチームメンバーが出場するが、そのうちの1人が太田。ボート競技から自転車に転身し、競輪選手養成所へ入所。養成所在所中に才能を開花させ、ナショナルチーム入りを果たした。

2024年は夏までパリオリンピックに専念していたため、競輪への出走本数はかなり少ないが、10月の世界選手権で2種目でメダルを獲得するなど、文句なしの「世界レベル」。その力を発揮してヤンググランプリの連覇なるか、注目。

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「気づけば日本代表に」ニューフェイス太田海也の紆余曲折な経歴

中野慎詞

なかの・しんじ(岩手/121期)

スポーツ歴 自転車一筋!
養成所時代 ゴールデンキャップ獲得
早期卒業
直近の成績 2023世界選手権ケイリン3位
パリオリンピック出場

太田と同じくトラックナショナルチームに所属する、日本のエースの1人。小学生の頃から競輪選手に憧れ、高校からずっと自転車競技に心血を注いできた。2024年には夢の大舞台であるパリオリンピックに出場し、ケイリンの最終成績は4位タイ。しかしこれは落車に巻き込まれた結果の順位で、実力が十分に発揮されればメダルに手が届いてもおかしくなかった。

【パリ五輪】メダルに届いたはずの中野が4位 大会を通じて困難を経験した太田 男子ケイリン準々決勝〜決勝/自転車トラック

落車の傷が癒えた秋からは日本の競輪・世界選手権にも出場し、競輪での直近4ヶ月の勝率は71.4%(11月19日時点)。リスタートを切った中野のレースに期待したい。

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ヤンググランプリ出場予定選手

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