候補生インタビュー その1

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邊見竜馬

1回目の記録会は環境やクロモリの自転車に慣れていなくて記録が伸びませんでした。でも、この3-4か月でしっかり修正することができ、自分のベストに近い数字が出せたのでよかったです。

Q:3000mではだいぶタイムが伸びました。

高校時代は中長距離メインでやっていたので、その時の練習を取り入れました。今回は絶対に金帽を取りたいと思っていたので、そのための準備をしてきました。途中で少しペースが落ちてしまいましたが、今日はバンクも軽くて、取り戻すことができました。

Q:今後の課題を教えてください。

1000mが3位、200mが5位だったので、どちらでもTOP3に入れるようにしたいです。400mでも1ケタ台の順位になるように頑張ります。

猿樂楓樹

第1回記録会から成長を感じることができました。すごくいい記録会になったと思います。
特に400mが苦手だったのですが、そこで評価5のタイムを残せたことが嬉しかったです。そこを乗り切れたことで、もちろん緊張もありましたが、今日の3000mはすごく楽しめました。

Q:大学までは野球をやられていたんですよね。

はい。まだ自転車競技を始めて2年くらいです。知識がまだあまりない状態なので、養成所に入っていろいろと知ることができています。すべてが初めての体験で、成長できていると思います。

Q:次回の記録会への意気込みを教えてください。

冬場で体が動きにくい状況だとは思いますが、それでもタイムが出せる体づくりをしていきたいですね。

木村優駿

1000mと200mは前回よりもタイムが遅くなってしまって残念でしたが、前回ゴールデンキャップのタイムを切ることができなかった2種目(400m、3000m)でリベンジすることができたのでとても嬉しいです。

Q:2023年の全国高校総体国体ケイリンで1位。短い距離のほうが得意ですか?

そうですね。なので、自主練でもとにかく3000mの練習をしていました。パワーマックスでの鍛え方など安達光伸さんのメニューを教えてもらって。それを取り入れて対策をしていました。3000mは「やれば伸びる」と聞いたので、その結果が出てよかったです。

Q:その苦手な3000mが最後にあって、心境はどうでしたか?

いままででいちばん緊張しましたね(笑)。今後はそのほかの種目も鍛えて、いいタイムを出していきたいです。

尾野翔一

Q:終わった後、「3000練習しといてよかったー!」と喜んでいましたね。

333バンクで2000〜3000mを走ったり、パワーマックスのキープトレーニングをしたり、自主練習の時間など、空き時間があればすべて地足練習に費やしました。

Q:行動訓練でも指揮官賞を獲得していて、2つめの栄誉ですね。

なんでも一番を目指しています。両方とも狙っていたのでよかったです。
今回は3000mにすべて練習の時間を費やしましたが、今後は自分が得意なダッシュ力をどんどん磨いて、養成所記録を塗り替える走りをしたいです。

杉浦颯太

練習の中で、短距離系の種目はゴールデンキャップの基準を切れるという確信もありました。今日の3000mがいちばん苦手だったのですが、そこでいいタイムを出せて嬉しいです。

Q:最終日前日に、「金か黒かの賭けに出る」と宣言していたと聞きました。

前回は3000mの時点で金がなかったので“白狙い”のペースでいったのですが、今回はかなりふかしめに入りました。持久力がないほうなので、最初に稼いであとは我慢、と。もし、それで最後タレてしまっても仕方ない、と割り切っていきました。

Q:最終周、他の候補生たちからの歓声がものすごかったですね。

あれのおかげで、無我夢中で踏めましたね。最後の記録会では3000mはありませんが、競輪では必要になるので、今後も持久力を鍛えていきたいです。

野中龍之介

ずっとゴールデンキャップを目標に練習してきたので嬉しいです。目標としてたタイムに届かなかった種目もありますが、しっかりと評価5の基準を切れたのがよかったです。

Q:目標に届かなかった種目というのは?

1日目にやった200mと1000mですね。思うように伸びなくて、1日目が終わった時点で少し落ち込んだようなところもあったんですが、切り替えることができました。

Q:3000mでは大きく記録を伸ばしました。

高校大学と短距離選手でやってきたので、1回目の記録会のときに初めて3000mを走ったのですが、すごくキツくて。それからは自主練で、2〜3分でいっぱいいっぱいになるようなメニューを何本もやってました。パワーマックスもそうですし、333バンクで走ったり。それが報われたなと思います。

Q:夏休みはどのように過ごしましたか?

師匠と川崎競輪場で練習したり、大学の練習に参加しました。やっぱり記録会が控えていたので、リラックスしながらも、練習していましたね。

長野魅切

1000mは前回もいい記録が出たので自信があったのですが、200mは練習でもギリギリのタイムが続いていたので不安でした。初日でそこをクリアできたので、いい流れに乗っていけたと思います。

Q:200mの対策を行ってきた?

動画を見返したり、ライン取りについて他の人にアドバイスをもらったりして対策してきました。それが実を結んで嬉しいです。

Q:入所試験を1度落ち、念願の入所を果たしてのゴールデンキャップ獲得ですね。

そうですね。試験に落ちた時はとても悔しくて、2回目でようやく受かることができて。
入ってからはゴールデンキャップを目標にしてきたので、感慨深いです。

Q:今後の目標は?

第3回目についても金帽を獲得したいです。自転車経験も多くないので、市田候補生をはじめ、強い人からしっかりと盗んでいきたいなと思います。

安達光伸

Q:惜しくもゴールデンキャップに届きませんでした。

そうですね……400mだけ失敗してしまって悔しいです。200mと400mでは前回よりもタイムが伸びたので、成長を感じました。もともと4kmをやっていたのですが、最初のダッシュ力がなくて。養成所に入ってからそういう練習を始め、夏帰省でも練習していました。それで力がついてきたのかなと思います。

Q:3000mに関しては一番時計でした。

狙っていたのは橋本英也さんの養成所記録でした。3回目の記録会ではこの種目はないので、新記録を達成できなかったのは心残りですね。

【Weekly JIK Vol.190】第2回記録会 日本競輪選手養成所の日常