オールガールズクラシック 決勝戦

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優勝:児玉碧衣

Q:前検日には「地元・久留米でのG1は最初で最後かもしれない」とおっしゃっていました。そのG1決勝、どんな雰囲気を感じましたか?

お客さんの声援が競輪人生で一番じゃないかと思うくらいのものでした。本当に力になりましたし、地元でG1決めてグランプリを決めたというのは本当に嬉しいです。

Q:足見せの時に碧衣コールもあったようですね。

「どこの応援団?」って思うくらいでした。おかげで緊張がほぐれました。

Q:決勝戦ではかなりのスタート牽制がありました。

ここまで牽制が入るとは思っていませんでした。本当に我慢比べでしたね。結局(小林)莉子さんが追ってくれて……その辺りは冷静に周りを見れていたと思います。

Q:4番手になり、道中もスローな流れ。誰もが児玉選手を意識していたかと思います。

久米詩が上がってきて、自分が下げる形になりました。カマすことも頭に入れてたんですが、後ろに連日外伸びてる(吉川)美穂さんがいたので、行ったら抜かれるだろうなと思って……それで捲り勝負に切り替え、2コーナーから踏み出しました。

Q:久米選手、尾崎選手の捲りのさらに上から捲っていきました。

連日体が動いていたし、今日もローラーから調子が良いと感じていました。あとは自信を持って走るだけと思っていたので、それができたかなと思います。

Q:有言実行の完全優勝となりました。

賞金ランキング的にも下の方ですし、G1を獲りたい気持ちは強い。そういう欲からのプレッシャーがあったんですが、本当に声援が気持ちをほぐしてくれました。

Q:2月の体調不良を経てのG1獲得でもあります。

ウィナーズカップで悔しい思いをしました。体調が悪くても直前で少し良くなっていたので、少しは戦えるかなと思っていたのに、こんなに差があるのかと。本当に次の日から練習を積んできましたから、その成果が出てよかったです。

Q:牡蠣を食べて体調を崩されたとか?

しばらくはちゃんと火を通して食べようと思います!

Q:9年連続ガールズグランプリ出場を決めました。

まずはグランプリが決まったことにホッとしています。ただ去年(2023)はパールカップを獲った後に気持ちが沈んだ部分があったので、今回は気持ちを切らさずにこの調子で飛ばしていきたいなと思います。

Q:6月にはパールカップも控えています。

「やっぱり児玉は強い」と思っていただけるような走りを続けていきたいです。もっともっと上を目指せるよう、頑張っていきたいです。

とりあえず、今度大阪のフェスに倖田來未さんに会いに行くので!楽しみたいと思います。

2着:吉川美穂

牽制も入って、いつもと違う感じ。気持ちの面でも変な感じでした。すんなり番手に入れたらもしかしたら、と思いましたが、すんなりともいかず。自分の脚のなさを感じました。また来年に向け、そして年末のグランプリに向けて、地脚とダッシュ、全部をもうちょっと対等に戦えるようにしていきます。

7着:小林莉子

こんなに牽制してたって勝負権がなくなるだろう、と思いました。思い切っていきましたが、普段逃げてないツケが回りましたね。脚がないです。

(久米)詩んぴが見えたけど「ここで止まる脚もない!」と思って。追いついたのがジャン前だったし、思い切っていきました。でもやっぱり脚がないので、しっかり練習してまたリベンジします。みんなが強かったです。

次はダービー

オールガールズクラシックが終わったばかりだが、2日後からはいわき平競輪場で日本選手権競輪(競輪ダービー)が開催される。

ぜひお楽しみに!

【ダービー特別選抜予選】『第78回日本選手権競輪(G1)』4月30日・5月1日特別選抜予選の想定番組発表/いわき平競輪場

【ダービー放送予定】第78回日本選手権競輪(G1)/4月30日からいわき平にて