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これからも、支援の手を
競輪・オートレースを含む公営競技は、本来「ギャンブル」であり、忌避される側面がある。しかしその収益の一部は「補助事業」として高齢者福祉施設、国際交流、研究への補助など、多種多様な社会貢献に使われ、健全な娯楽の範囲内で弊害をできるだけ除去することを前提に公認されている。今回の被災地への支援もこういった「補助事業」のひとつだ。
それに加え、競輪業界としては復興支援競輪の開催、選手個人による寄付など、さまざまな形で支援を行っている。
被災は一瞬ではなく、とても長い期間にわたるもの。そして地震大国の日本において避けられない事象であり、いつ我が身に降りかかるかもわからないものだ。被災地支援をし、支援の質を高めていくことは、いつか自分が被災した時の暮らしにもつながるだろう。
「今この時被災している人」そして「いつか被災するかもしれない人」のために、競輪のこういった側面にも目を向けていただけると幸いだ。
参考:「日本の公営競技と地方自治体 日本の公営競技と地方自治体(PDF)」
日本赤十字社 救援物資の配分