「パリ2024オリンピック」前、最後のグランプリ

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ヤンググランプリ2023

『KEIRINグランプリ2023』シリーズ初日・第12R(12月28日・木曜日)

中野慎詞

岩手県登録の121期で1999年生まれ。

2023年8月にイギリスで開催された『2023世界選手権トラック』に出場した中野は、世界選手権初出場ながらもケイリン種目にて銅メダルを獲得。

『ヤンググランプリ2023』の選考基準に、「2023世界選手権トラックのケイリン銀・銅メダル獲得者」という基準が含まれていたことで、誰よりも早く12月28日の立川競輪場への切符を掴んだ。ヤンググランプリへは初出場となる。

その他、2023年では「G1レース3開催・G2レース1開催・G3レース3開催」と競輪ビッグレースへの出場経験を積みつつ、トラック競技大会でも好成績を残している。

ヤンググランプリに出場する中野慎詞・太田海也はパリに大期待の若手 競技と競輪、二刀流で挑む2人を紐解く

2023年 トラック競技の主な戦績

大会
(開催地)
主な戦績
2023ネーションズカップ第2戦
(エジプト・カイロ)
ケイリン優勝
2023アジア選手権トラック
(マレーシア・ニライ)
ケイリン2位
2023世界選手権トラック
(イギリス・グラスゴー)
ケイリン3位

太田海也

岡山県登録の121期で1999年生まれ。

競輪では2023年内3つのG1レースに出場。11月の『競輪祭(G1)』では決勝まで進出する強さを見せ、平均競走得点上位者となり『ヤンググランプリ2023』への出場権を獲得した。ヤンググランプリへは初出場となる。

2023年シーズンのトラック競技では、主にスプリントとチームスプリントにて好成績を残している。

特に世界屈指のスプリンターらが参戦した『2023ネーションズカップ第1戦』のスプリント種目では、全レースを9秒台*で走り切る大会唯一の選手となり、絶対王者ハリー・ラブレイセン(オランダ)との決勝でも善戦する走りを見せた。

トラック競技と競輪、両方の大舞台を経験している選手だ。

※9秒台:最終200mのタイム

数字で見る!太田海也の「ヤバさ」(男子スプリント)/『UCIトラックネーションズカップ第1戦』後記

2023年 トラック競技の主な戦績

大会
(開催地)
主な戦績
2023ネーションズカップ第1戦
(インドネシア・ジャカルタ)
スプリント2位
2023ネーションズカップ第2戦
(エジプト・カイロ)
ケイリン・スプリント・チームスプリント3位
2023アジア選手権トラック
(マレーシア・ニライ)
スプリント2位, チームスプリント優勝
2022アジア競技大会
(中国・杭州)
スプリント・チームスプリント優勝

【前年と何が違う?】世界選手権メダリストも参戦『ヤンググランプリ2023』/KEIRINグランプリ2023シリーズ(12月28日〜)立川競輪場

ガールズグランプリ2023

『KEIRINグランプリ2023』シリーズ2日目・第12R(12月29日・金曜日)

佐藤水菜

神奈川県登録の114期で1998年生まれ。

2023年から新設された3つのG1レースのうち、10月の『オールガールズクラシック』にて優勝し、『ガールズグランプリ2023』への出場権を獲得。自身4度目のグランプリにて初優勝を目指す。

2023年シーズンのトラック競技でも活躍。世界選手権では悔しくも3年連続のメダル獲得とはならなかったが、その他の主要国際大会ではケイリン種目にて全て優勝する強さを見せつけている。

2023年 トラック競技の主な戦績

大会
(開催地)
主な戦績
2023ネーションズカップ第1戦
(インドネシア・ジャカルタ)
ケイリン優勝
2023ネーションズカップ第2戦
(エジプト・カイロ)
ケイリン優勝
2023アジア選手権トラック
(マレーシア・ニライ)
ケイリン優勝, スプリント・チームスプリント2位
2022アジア競技大会
(中国・杭州)
スプリント・ケイリン優勝

佐藤水菜、日本記録を更新し2連勝 女子スプリント/2023ジャパントラックカップⅡ

梅川風子

東京都登録の112期で1991年生まれ。

2023年から新設された3つのG1レースのうち、11月に開催された最後のG1レース『競輪祭女子王座戦』にて優勝し、『ガールズグランプリ2023』への切符を掴んだ。3年ぶり、自身4度目のグランプリにて初優勝を目指す。

梅川風子が初代「女子王座」を掴んだ!『競輪祭女子王座戦 (G1)』決勝戦/11月23日 小倉

2023年シーズンのトラック競技では、2月に開催された『2023ネーションズカップ第1戦』ケイリン種目にて銅メダルを獲得。世界選手権に次ぐ大きな国際大会にて表彰台入りを果たした。

その他6月に開催された『2023アジア選手権トラック』では、3種目にてメダルを獲得。日本チームのオリンピックポイントの積み上げに貢献してきた。

ヤンググランプリに出場する2選手や佐藤水菜と同様、8月の「パリ2024オリンピック」に向け勢いを付けるべく、年末の大一番にて優勝を狙う。

2023年 トラック競技の主な戦績

大会
(開催地)
主な戦績
2023ネーションズカップ第1戦
(インドネシア・ジャカルタ)
ケイリン3位
2023アジア選手権トラック
(マレーシア・ニライ)
ケイリン3位, スプリント・チームスプリント2位