毎年12月末に実施されている、競輪界最大のレースシリーズ「KEIRINグランプリシリーズ」。開催3日間のうち初日に実施される「ヤンググランプリ」は若手No.1を決めるレースだ。
本記事ではグランプリシリーズ初日のトリを飾る「ヤンググランプリ」について、2023年ならではの視点も踏まえつつ、選考方法などについておさらいしていく。
デビュー3年以内の”若手選手No.1″を懸けた決戦
デビュー3年以内の若手選手のみに出場権が与えられるのが「ヤンググランプリ」。原則S級在籍(開催時)の選手が選考対象となり、その中で平均競走得点上位の選手が選出される。どんな選手でも最大3回しか出場できないグランプリだ。
詳しい選考基準は以下の通り。
『ヤンググランプリ2023』選考基準
選考期間:2023年1月〜9月(級班審査対象となるのが7月以降の第123回生は、2023年7月~9月)
選考対象:第119,121,123回生(KEIRINグランプリ有資格者は除く)
選考基準:
(1) 世界選手権自転車競技大会個人種目金メダル獲得者、ケイリン銀・銅メダル獲得者
(開催時S級在籍)
(2) 開催時S級在籍で、平均競走得点上位者
(同点の場合は選考期間における選考用賞金獲得額上位者)
(3) 残余は開催時A級在籍で、平均競走得点上位者
(同点の場合は選考期間における選考用賞金獲得額上位者)
※KEIRINグランプリ有資格者とは、KEIRINグランプリに出走する正選手のことであり、KEIRINグランプリの補欠選手は含まないものとする。
「ヤンググランプリ」の発祥についてや、出場者が得られる恩恵などについては過去の記事で紹介している。併せて一読いただきたい。
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