毎年年末に開催される競輪界1のビッグレース、「KEIRINグランプリ」シリーズ。ヤンググランプリはその中でも、初日に実施される「若手ナンバーワンを決める戦い」だ。

『ヤンググランプリ2023』には第119・121・123期生のトップ9が参戦*。この記事では、出場予定選手たちの「日本競輪選手養成所(旧:競輪学校)時代の成績」を軸に、プロフィールをご紹介していく。

※2023年は123期からの出場なし

中野慎詞

中野慎詞, NAKANO Shinji, JPN, 男子ケイリン, MEN Elite Keirin, 2023世界選手権トラック グラスゴー, 2023 UCI CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS TRACK Glasgow, Great Britain

岩手県登録の121期で、1999年生まれ。ヤンググランプリ初出場。

養成所では史上3人目タイの早期卒業適用者に選ばれ、2022年1月よりデビュー。

ゴールデンキャップ賞などの好成績を残す傍ら、候補生時代から日本トラック競技の強化指定選手として『ネーションズカップ』へ出場し、チームスプリントにて金メダル獲得も果たしている。

早期卒業後は30連勝を達成しS級1班へ一気に上り詰めた。

競輪デビュー2年目となる2023年では、『2023世界選手権トラック』ケイリン種目にて銅メダルを獲得したことで、『ヤンググランプリ2023』への出場枠を掴んでいる。

「やっぱり1番高いところに立ちたい」世界選手権ケイリン銅メダル獲得・中野慎詞 レースの瞬間を語る

犬伏湧也

犬伏湧也, 選手紹介, 寬仁親王牌, 弥彦競輪場

徳島県登録の119期で、1995年生まれ。ヤンググランプリへは2022年以来2度目の出場となる。

適性試験にて入所した競輪選手養成所ではトップの成績を収め、最優秀技能賞を獲得。

デビュー後の2021年5月から行われたKEIRINルーキーシリーズ(新人戦)では3連覇の完全優勝を達成し、その後2021年11月にS級2班へ、2023年1月にS級1班へ昇級している。

2023年では3つのG1レースにて決勝進出。自身最後となるヤンググランプリに挑む。

犬伏湧也が3連続の完全優勝&山口真未が大逃げでルーキーシリーズ2021最終戦を制す/和歌山競輪場

太田海也

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