「先頭で走ったくらいの……」北日本連携で、新田祐大がドリームレースを制す

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1着:新田祐大

Q:どのような作戦で挑んだレースだったのでしょう?

外枠だったので、前からを狙っていました。新山くんがうまくレースを組み立ててくれて、彼らしい走りでした。

Q:後ろに脇本選手が迫るシーンもありました。

脇本くんが仕掛けてくるタイミングは分かっていたんですが、それ以上に新山くんがかなり敏感に反応しましたね。残り2周過ぎからの加速、そして一定スピードで持続することで脇本くんが後退する展開を作ってくれました。最後にバック目掛けてもう一度脇本くんが来ることも新山くんは分かってて、踏み返していましたね。

「あんなん誰も来れない」と番手でも思いましたし、たまたま脇本くんだからあそこまで(3着まで)来たのかなと思います。

Q:新田選手自身が前に出るかどうかの判断も難しかったと思います。

すごく掛かってましたし、郡司くんも残り1周のあたりで外に膨らんで行ったのが見えたので……横をやってるのか、前に仕掛けて来ようとしてるのかが見えなかったんですよね。

そんな中で新山くんは「来ても大丈夫だな」と安心できるスピードで走ってくれていました。結果的にバックから前に出る形になりましたが、すごく良いレースになったんじゃないかなと思います。先頭で走ったくらい体力が削られましたし、新山くんの仕上がりは、後半に向けて調子を上げて来てるなと感じます。

2着:脇本雄太

Q:どのような組み立てをイメージしてたんでしょう?

平原さんがこだわったところも頭の中に入れつつ、赤板(残り2周)のところでは「そうなるだろうな」という感じでしたね。

Q:新山選手のつっぱりもありました。

普通に行っても必ずつっぱられるとは思っていました。どこかのタイミングで仕掛けたかったんですが、さすがに新山くんもその辺りは警戒していましたね。立ち遅れてしまいました。

Q:北日本勢が行ったところで、4番手で郡司選手・守澤選手がもつれる展開になりました。

その辺りは少し意外でした。でも余裕がなかったですし、とにかく古性くんに入れてもらったのもあり、なるべく早く捲りにいきたいと考えていました。

Q:そういった中での2回目の仕掛けでしたが、ご自身としては?

気持ちはしっかり入っているんですが、納得できるレース内容ではありませんでした。そういったところも頭に入れつつ、次に繋げたいです。

今日のレースの疲れは絶対に残るので、まずはケアをしっかりしようと思います。

Q:明日(16日)にレースがないのは、そういう意味ではプラス?

プラスに捉えて休みたいと思います。

3着:佐藤慎太郎

Q:ラインの3番手でのレースでした。

2着までにしっかり入らなきゃいけないレースだったと思います。ジャン前でちょっと脚をロスしたのが、フィニッシュ前に響きましたね。

Q:新山選手の加速は強烈でしたか?

さらに新田が自分のタイミングで行ってるから、3番手4番手はなおさらキツかったのかなと思います。言い訳ですが。

Q:後ろでもつれているのは分かっていた?

はい、あれだけのダッシュだったので守澤がピッタリついてることはないだろうなと思っていました。最後まで内が気になっていましたね。守澤が後ろにいることが確認できればまた違った走りだったと思います。確認する余裕がありませんでした。

最後に新田が前に踏んだ時、内に誰か来るんじゃないかと、そっちに意識が向いてしまいました。それで最後(脇本に)伸びきられてしまったのかなと思います。全体的に余裕がもう少し欲しいですね。

Q:明日(16日)は5Rに組まれています。

北井(佑季)がいるので、その後ろにつきます。

北井佑季, 寺内大吉記念杯, KEIRINグランプリ2022, 平塚競輪場

北井佑季(神奈川/119期)

すごく強いので、追走だけに集中できると思います。アシストがいらないくらいなんじゃないかな。富山でも2周半逃げ切ってますし、「連れてっていただく」というスタンスでいこうと思います。

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