【能力区分基準タイム(男子)】
評価 | 200m | 400m | 1000m | 3000m |
5 | 〜11秒20 | 〜23秒00 | 〜1分08秒00 | 〜3分49秒50 |
4 | 〜11秒50 | 〜23秒70 | 〜1分10秒50 | 〜3分58秒50 |
3 | 〜11秒80 | 〜24秒40 | 〜1分12秒00 | 〜4分05秒00 |
2 | 〜12秒20 | 〜25秒10 | 〜1分14秒00 | 〜4分15秒00 |
1 | 上記以外の者 |
山崎歩夢
200mTT | 10秒97 |
400mTT | 23秒17 |
1,000mTT | 1分09秒03 |
3,000mTT | 3分56秒67 |
Q:第1回記録会を終えての感想を聞かせてください。
高校時代にカーボンに乗っていて、競輪選手養成所に入って久しぶりに鉄フレームに乗りました。自分の実力のなさを実感しました。今回の反省を活かして、第2回ではゴールデンキャップを獲りたいと思っています。
Q:今回の反省とは、具体的にどんなことでしょうか?
カーボンと鉄じゃあ進ませ方が違う、ということを理解していませんでした。そこを改善していきたいです。
「これは手応えがあった」と思える種目がひとつもなくて……反省だけでした。
Q:次の記録会の前に、ジュニアとしてアジア選手権に出場されます。そこでの出場予定の種目を教えてください。
短距離4種目、すべてです。1kmTT、スプリント、ケイリン、チームスプリントです。
1kmTTでは自己ベストの1分2秒台を目指して頑張ります。全部の種目でメダルを取りたいです。
Q:会場はマレーシアですが、過去に行ったことは?
初めてですし、海外自体が初めてでもあります。お腹を壊さないように気をつけていきたいです。
アジア選手権の間は養成所をお休みすることになりますが、アジア選手権に向けて気持ちを作っていって、アジア選手権で記録を残すことに集中したいと思います。
Q:ちなみに早生まれだからまだジュニアカテゴリーとして出場できる、ということで良いですか?
そうです。3月25日生まれです。これが最後のジュニアカテゴリーですね。ただ養成所を卒業してからも競技を続けるかは、卒業するまでの期間で決めたいと思っています。
Q:その判断基準は?
自分の気持ちが一番大きくて、「オリンピックを全力で、全部捨ててでも目指したいと思えるかどうか」です。その覚悟ができたら競技を続けてオリンピックを目指すと思います。
阿部英斗
200mTT | 11秒13 |
400mTT | 22秒68 |
1,000mTT | 1分07秒82 |
3,000mTT | 3分50秒89 |
Q:初めての記録会を終えて、感想を聞かせてください。
良い感じでタイムが出せたとは思うんですが、ゴールデンキャップを目標としていたので、3kmが本当に不甲斐なかったです。
Q:最後の最後で……でしたね。
※それまでの種目ではゴールデンキャップのタイムを出せていた
そうですね。1秒……1秒3、届かなかったですね。
最初の1周を25秒で突っ込んで、その時点で「やらかしたかも」と思ったんです。でも速い分には取り返しがつくと思って、頑張ったんですけど……残り2周で27秒で入って「これはマズい」と思って、ラスト1周もがいたんですけど、足りなかったですね。
Q:悔し涙を流していましたね。
はい……他は全部クリアしてるので、本当に3kmですね。元々中長距離をやっていたので、最初の1周をしっかりやれれば絶対出せるとは思います。1周目の調整をうまくできるよう頑張りたいと思います。
Q:さまざまな媒体で競技を続けるか聞かれているかと思いますが、どのようなイメージでいますか?
自分は小学2年から競輪選手を目指していて、ここまでやってきました。競技は競輪選手になるための指標で、楽しむ部分も大きかったです。
オリンピックや世界選手権でメダルを獲りたい……とは思いますけど、それができる自信はない。この状態で競技を続けたりナショナルに行ったとしても、競輪との掛け持ちはできないんじゃないか、と思います。
もっと脚がついて、オリンピックでメダルが獲れると思えるようになったり、ジェイソン(・ニブレット短距離ヘッドコーチ)に「頑張ってみないか」と誘っていただけたら、頑張ってみようと思います。
Q:ちなみに今回、村上義弘さんの名前入りのグローブを使っていましたね。
はい!高校時代に大会で優勝した際、村上さんがそれを何かの記事で読んでくださったらしくて、寮に荷物が届いて……その中に入っていた手袋です。グローブ、ウェア、タオル、色々送ってくださって。インターハイで優勝した時も練習用のホイールを送ってくださいました。
Q:直接会ったことは?
競輪祭の入り待ちとか出待ちとかをした時に、「競輪選手目指してるの?」と声をかけてくださいました。そこからすごく話してくれて……養成所に受かった時に電話をいただいて、めちゃめちゃ嬉しかったです。
でも僕自身は電話番号を知らないんです(笑)なのでこちらから報告とかはできないので、どこかで見ていただいてたらいいな……
Q:もしかしたら届くかもしれないので、村上さんにメッセージを。
いつも支えていただいてありがとうございます。選手候補生になれたのも、村上さんやいろんな方の支えがあったからです。これからも村上さんみたいな選手を目指して頑張ります。
中石湊
200mTT | 10秒81 |
400mTT | 22秒31 |
1,000mTT | 1分05秒93 |
3,000mTT | 3分51秒90 |
Q:初の記録会を終えて、感想を聞かせてください。
現時点での実力を、第1回記録会で把握することができました。弱いところがわかったので、この機会があって良かったなと思います。
Q:「現時点での実力」は、自分が思い描いていたものと比較してどうでしたか?
1kmTTは思った通りのタイムで良かったんですが、後の3種目は思っていたより下でした。
Q:ラストの種目である3kmは、早期卒業がかかる種目でもありました。
走ってる途中は「いつもより遅いかも」と思いつつ、「ここから上げていける」という自信もありました。3kmの経験があまりなくて、今何秒で走っているかよくわかっていなかったです。フィニッシュしてからダメだったと気づきました。
フィニッシュしてからゼーゼーするとか、めっちゃしんどいとかもなかったんです。「まだ出せたな、3kmってこれが普通なのかな」と思いながらフィニッシュしてしまいましたね。
Q:第2回に向けての修正点を聞かせてください。
まずは3kmのペースをしっかり覚えること。それから全体的に思ったような記録じゃなかったので、より上のタイムを出したいです。
200mと1kmは早期卒業の基準を余裕で切れるタイムが目標です。400mは養成所記録である、菊池岳仁さんの21秒88を抜きたいと思っています。
Q:今日取材の合間に伊豆ベロドロームに行ったんですが、山﨑賢人・中野慎詞選手も「結果どうだった?」と気にしていました。
3kmは中野慎詞さんや太田海也さんに色々教えてもらったんです。でも実際に走ってみると感じが違って、結果が出なくて……情けないなと思います。
Q:入所してまだ日も浅いですが、何か印象的なエピソードはありますか?
ちょっとした事での怒られはよくやらかしてます。廊下で帽子かぶってたりとか、訓練の時に自転車のパーツを間違えてたり……
Q:もしかして、割とうっかり屋さん?
そうですね、ジュニアの世界選手権の時も走ることに気がいきすぎて他のことを忘れてたりしました。そういう部分も養成所の期間で直していきたいです。
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女子結果一覧(PDF)
能力評価基準タイム(PDF)
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