1日目:山岳が舞台のハンマークライム
山岳の周回レース。
各周回のフィニッシュライン通過者、トップ10人までにポイントが与えられ(※)、さらに決められた周回に対しては倍のポイントが与えられる。全周回が終わった時に一番ポイントを集めたチームが、ハンマークライムの勝ちチームとなる。
5/26開催のスタヴァンゲルでは、8.48kmのコースを9周半走り、ポイントが倍になる周回は3と6と最終周。6/1開催のリンブルフは7kmのコースを11周走り、ポイントが倍になる周回は3と7と最終周。
※1位が100ポイント、2位81、3位66、4位53、5位43、6位35、7位28、8位23、9位19、10位が15ポイント
2日目:平地を走るハンマースプリント
こちらは、平地の周回レースになる。
コースの設定が違うという以外、ルールはハンマークライムと一緒で、各周回のフィニッシュライン通過者、トップ10人までにポイントが与えられる(ポイント配分もハンマークライムと同様)、さらに決められた周回に対しては倍のポイントが与えられる。
全周回が終わって、一番ポイントを集めたチームがハンマースプリントの勝ちチームとなる。
スタヴァンゲルでは、9.2kmのコースを10周走り、3と6と最終周のポイントが倍となる。リンブルフは12.4kmのコースを8周走り、ポイントが倍になる周回は2と5と最終周となる
3日目:最終決戦ハンマーチェイス
いわば、決勝戦だ。
スタヴァンゲルでは16.23kmのコースを3周、リンブルフでは12.4kmのコースを4周する。
基本的にはチームタイムトライアルのようなレースを行うのだが、その目的が違う。
競うのはタイムではなく、先にフィニッシュラインを通過すること、なのだ。
ハンマーチェイスを行う上で、ハンマークライムとハンマースプリントの結果を基に合計ポイントの高い順にチームの順位を決める。
そして、チームを下位半分と上位半分にわけて、そのポイント差の順位をスタートのタイム差に反映させる。下位チームだけ、上位チームだけのグループで、チームタイムトライアル形式で走るのだ。
具体的に上位チームのグループで例えると、1位のチームがスタートして30秒後に2位のチームがスタート、そこからさらに28秒後に3位がスタート…と続いていく。
5人中4人の選手が最も早くゴールしたチームの優勝!
そして、この上位グループのレースにおいて、チームメイトを「4人」先にフィニッシュラインに送りこんだチームが、このハンマーシリーズの優勝チームということになる。
1日目、2日目を一番でゴールしたとしても、その選手はただ200ポイント×2をゲットをするだけ(最終周回はポイント2倍:1位100ポイント×2)で、所属チームが優勝したことにはならない。
しかし最後のチェイスだけは、見える順位がそのままこのハンマーシリーズの結果となるのだ。