久米詩選手インタビュー
Q:優勝おめでとうございます。
ありがとうございました!お客さんの声援のおかげで、力が何倍にもなって1位を獲ることができました。周りの方に自信を持たせてもらっています。
Q:初手がなかなか落ち着かず、ガールズレースとしては珍しい周回中でした。
前の方か中段から組み立ててようと思っていました。後手を踏まないよう、レースの流れに乗っていくことを心がけていました。
Q:奥井選手、石井選手が出て、その3番手という形での最終周回。小林選手がまくったタイミングでもありましたが、合わせて出たのか、自分のタイミングがそこだったのか、どちらでしょう?
最終バックで奥井さん、寛子さん、私の順番になってたらいいなと考えていました。そうなった時には寛子さんより先に仕掛けるつもりだったので、あれは自分のタイミングでした。
Q:勝利を確信したのは?
確信はフィニッシュラインを越えてからですね。でも思った以上に詰められてる感じがなかったので、気にせずにがむしゃらに踏んでいただけでした。
Q:ファンの方の声援を聞くくらいの余裕があった?
そうですね。今回に向けて緊張への向き合い方なども見つめ直し、調整してきました。それが良い結果につながったのだと思います。
Q:ナショナルチームの練習にも参加しているとのお話でした。
強化指定選手になっているわけではないですが、自分からお願いして練習に参加させてもらっています。昨年の8月に全日本選手権トラックがあって、その後に「練習に参加したい」と話をさせてもらいました。実際に参加するようになったのは10月くらいからです。
競技と競輪の両立は難しいことですから、今はどちらに絞るということもなく、強くなりたいと思って練習しています。結果的にどちらにもつながると思うので、継続していきたいです。
Q:5月12日からの全日本選手権トラックにも出場されます。
はい。ナショナルチームに入るためには競技で結果を出さなければなりませんが、今は結果がない状態。なので練習だけ参加しているところです。ここで実績が出せればナショナルチームに入れるかもしれませんが、そこはコーチの判断ですね。自分としては、入りたいという気持ちがあります。
Q:今回が特別競輪初優勝ということで、少しバックボーンに関わる質問もさせてください。選手になる前、どのようなスポーツをしていましたか?
硬式テニスを小学校2年から高校までやっていました。8割くらい大学進学するつもりで準備してたんですが、急遽「やっぱり行きたくない」とわがままを聞いてもらって、競輪選手になる道を選びました。そこを父(久米康徳 元選手)にすんなりサポートしてもらった形です。でもそんなに覚悟は決まってなかったので、入ってからだいぶ苦労しましたけど。
Q:これで賞金ランキング1位となりました。ガールズグランプリも近づいてきたかと思いますが。
一戦一戦を大事に戦って、グランプリに出場できるように頑張っていきます。
足らないところはたくさんあります。走り方や、メンタルや、調整の仕方など……全部含めて底上げしたいです。
Q:最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
今日はご来場ありがとうございました。声援がいつも力になっています。これからもひとつでも多く勝てるよう頑張ります。応援よろしくお願いします。