2023年4月17日から19日にかけていわき平競輪場にて開催される『JC×HPCJC・JPCF・日刊スポーツ杯(F1)』。収益の一部が自転車トラック競技ナショナルチームを支える組織「HPCJC」への支援として充てられる、自転車トラック競技にとって重要な開催のひとつだ。

HPCJC支援競輪とは?

2020年東京オリンピックでメダル獲得を目的として日本自転車競技連盟が立ち上げた「ハイ・パフォーマンス・センター・オブ・ジャパン・サイクリング」、略してHPCJC。

自転車トラック競技大会に出場するトラック競技選手の育成・強化及びその環境等の整備に関する事業等を行うために、2015年から年に2度ほど開催されていた「国際自転車トラック競技支援競輪」。主にその支援金を活用し、2018年から本格的に活動を開始した強化施設がHPCJCである。スローガン「Two Wheels, One Goal.」を掲げ、伊豆ベロドロームを拠点に、選手へのトレーニング環境の提供をはじめとした様々なサポートを行なっている。

当初の資金源であった「国際自転車トラック競技支援競輪」が終了したため、後継のような形で実施されているのが「HPCJC支援競輪」だ。

「国際自転車トラック競技支援競輪」はG3グレードの比較的規模の大きな開催だったが、現在の「HPCJC支援競輪」はF1グレードで、どうしても注目度は低くなりがち。したがって施工者としては赤字のリスクを負いつつの実施となるが、実際のところHPCJC支援開催は売り上げも好調だ。

収益の一部がHPCJCへの支援となる開催だが、テーマ性の高い開催を実施し、高い売り上げを達成することで、地方財政・社会福祉などへもプラスに働いていると言えるだろう。

『ジャパンカップ×HPCJC』はF1通常開催よりプラス2億円の売上高!?

遠征帰りの山﨑賢人が参戦

今開催には2月〜3月に実施された『ネーションズカップ第1・第2戦』から帰国した、ナショナルチーム所属の山﨑賢人が参戦。

レースを盛り上げ、そしてHPCJCについて知ってもらうべく、さまざまな施策も用意されている。

競輪、競技を楽しんで

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