競輪場グルメをチェック!
「競輪選手」という熱き血潮がほとばしる生き物に触れ、一人の男として血湧き肉踊った私と編集T。
前回のお話:初心者アオヤギ、初めて競輪場へ行く!
機関車トーマスよろしく頭から煙を立ち上らせ、決死の覚悟で弾き出す予想は悉くハズレるものの、不屈の闘志は消えることはなかった。眼前で猛獣の如き猛々しさをストレートに見せられているのだから、当たり前の話である。
これを「頭に血が上っている状態」と表現するのだろうか?ギャンブルをする上で、この上なく危険な状態なのを察したか、普段から沈着冷静な編集Tの口から冷静且つこの上ない言葉が火を吹いた。
編集T「アオヤギくん、俺たちは遊びに来た訳じゃない!あくまで取材に来たんだ!気持ちは判るが、熱くなり過ぎてはいけない!!ここらで一旦、場内を色々見て回ってみようじゃないか」
言葉は確かに冷静である。しかしその声色は、確かな「熱」を帯びていた。編集Tもまた熱気に心揺さぶられ熱くなっているのに、冷静さを何とか失わないようにしている・・・・男ならば彼の男気ある提案を蹴る理由などない・・・・っ!!と云う訳で、取り敢えず千葉競輪場のメシを堪能することに。
千葉競輪場の肉厚ハム!
メインゲートに入ってすぐにある小さな屋台風の売店。ビールは勿論、かき氷、おつまみ各種、そして「肉厚ハム」とだけ書かれた謎のメニューまで・・・昼食云々と言うよりも酒呑みの為に競輪の女神様が用意してくれたお店、と言っても過言ではないだろう。
我々は昼食をとろうとしているのだから、一旦このお店はパスすることに。周囲に他のお店が存在しないか探していると・・・
競輪大學
競輪大學!!!!!!!!!これまでの人生で全く見た事のない単語が仰々しく掲げられているではないか!!!!!編集Tと恐る恐るこの謎の建造物の中へ・・・・
キャンパス内では大勢の学生(という呼び方が相応しいかどうかわからないが、男性が多かった)が予想に集中しており、前方には講義用のステージがあり先生がいた。奥の方には食堂まであり、これはきっと学食というやつだ。
よく見れば、真剣に予想している学生達を尻目に、ビールをかっくらっている不良生徒達が大勢いるではないか。
カオス。想像を越えたカオス。ちょっとここも一旦「見」だ。