補助事業が活用された「機材」

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トレーニング施設の修繕にも

太田りゆ, OHTA Riyu, BGT , 女子スプリント予選, ジャパントラックカップⅡ, 伊豆ベロドローム

競輪の補助事業が活用された「機材」をご紹介したが、その他にもナショナルチームが日々使用するトレーニング施設の修繕などにも、補助事業が役立てられている。

2021年度には補助事業の一環として、サイクルスポーツセンター内にある「400mピスト」や「5kmサーキット」の補修事業が行われた。

「400mピスト」とは伊豆ベロドロームに隣接した1周400mの屋外自転車競技場。一方の「5kmサーキット」はサイクルスポーツセンター内にある最長のサーキットコース。一般道ではないため、車両を気にせずトレーニングを行うことができる。

走路部分やフェンスなどの劣化が進んだため本事業で修繕することとなった。新たに補修されたことでナショナルチームのトレーニングや、大会・合宿の実施会場として一般利用者にとっても安全に使用できるようになった。

2021年度 公益事業振興補助事業 採択事業一覧,
「400メートルピスト走路の補修」 , 「5キロサーキットの走路、フェンスの補修」

補助事業を通した新たな出会い・発見

以上本記事では、競輪の補助事業が活用されたナショナルチームの「機材・施設」についてご紹介してきた。

選手たちが直接身につけるものにも”競輪のチカラ”が役立てられている。その他にも大会の開催や海外大会への遠征費等にも活用されている補助事業。

様々な補助事業を知ることで、新たな競輪の魅力や社会課題を発見したり、はたまた補助事業が活用されている様々なスポーツや文化にも触れられるかもしれない。レースの観戦を楽しみながら、補助事業にも興味を持っていただけたら幸いだ。

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