競輪とオートレースを統括する組織、JKA。これらの公営競技の収益は補助事業へと還元されている。
本記事ではJKAの補助事業より、機械振興補助事業の補助総額の移り変わりについてお伝えする。
約10年で補助総額は2倍へ
JKAの補助事業は大きく分けて2つに分かれている。「機械」「公益」である。
今回紹介する「機械」としては「自転車競技に関する機材の開発・改良・調査・研究」「自転車・モーターサイクル(社会づくり、安全・安心)」のような自転車競技に関する事業のほか、「機械技術を活用した福祉機器の振興」……例えば特殊浴槽や介護リフトなどの福祉機器の整備のような福祉関連、さらに大学への研究補助など、様々な「機械」に関わる事業が対象となっている。
そしてその採択総額はおおむね右肩上がりで増加。2011年と2022年を比べると、約2倍に増加している。
機械振興補助事業(振興事業・研究補助)採択総額総額一覧
2011 | 1,600,802,000円 |
2012 | 998,681,000円 |
2013 | 1,256,146,000円 |
2014 | 1,510,294,000円 |
2015 | 1,669,193,000円 |
2016 | 1,633,453,000円 |
2017 | 1,948,853,000円 |
2018 | 2,196,898,000円 |
2019 | 2,393,047,000円 |
2020 | 2,498,867,000円 |
2021 | 2,548,767,000円 |
2022 | 2,937,393,000円 |
補助事業一覧より作成
陰ながら生活を支える、競輪・オートレースの補助事業
普段はあまり気にすることがないかもしれない、補助事業の存在。しかしより良い生活を支えるための、陰ながらの一助になっていることを知っていただけると幸いだ。