9月
9月から10月にかけては、中国にて4年に1度の『アジアンゲームズ(アジア競技大会)』が開催。当初は2022年開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。なおこれは大会全体の日程のため、トラック競技のみの日程はもっと短くなる見込み。
競輪 | 15日〜18日 | 共同通信社杯 | 青森 | G2 |
トラック | 23日〜10月8日 | アジアンゲームズ(アジア競技大会) | 中国 |
10月
10月にはガールズ選手だけの3日間開催『オールガールズクラシック』が初開催。2022年に『ALL GIRL’S 10th Anniversary』として実施された10周年記念のガールズ3日間開催を受け継いだ、新たなG1となる。
トラック | 9月23日〜10月8日 | アジアンゲームズ(アジア競技大会) | 中国 | |
競輪 | 2日〜4日 | オールガールズクラシック | 松戸 | G1 |
競輪 | 19日〜22日 | 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント | 弥彦 | G1 |
11月
11月には例年通り小倉にて『競輪祭』が開催。またこの開催内にて新設のガールズG1『競輪祭女子王座戦』も実施される。男女ともに年間ラストのG1となり、ここでの結果をもって年末の『KEIRINグランプリ2023』、『ガールズグランプリ2023』の出場選手が決定する。
競輪 | 21日〜26日 | 競輪祭 | 小倉 | G1 |
競輪 | 21日〜23日 | 競輪祭女子王座戦 | 小倉 | G1 |
12月
12月頭には『ジャパントラックカップ』が開催。トラック競技の国際大会で、小規模ながらオリンピック出場枠獲得のために必要な、UCIポイントを積み上げられる大会だ。くくりとしてはⅠ・Ⅱは別大会だが、現時点(2023年1月)では同じ日程で登録されている。
9日から開催される『JICF国際トラックカップ』も、同じく小規模な国際大会で、UCIポイントの獲得が見込める。過去の傾向としてはナショナルチーム全体としての参加ではなく、若手の選手数人が経験値を積む目的で参加することが多い。
そして月末には競輪界最大のレース『KEIRINグランプリ』シリーズが開催。1年を締め括る大一番にて、最後に笑うのは誰となるのか。
トラック | 1日〜3日 | ジャパントラックカップ I | 伊豆 | クラス1 |
トラック | 1日〜3日 | ジャパントラックカップ II | 伊豆 | クラス1 |
トラック | 9日〜10日 | JICF国際トラックカップ | 美鈴湖 | クラス2 |
競輪 | 28日 | ヤンググランプリ2023 | 立川 | G2(単発) |
競輪 | 29日 | ガールズグランプリ2023 | 立川 | GP |
競輪 | 30日 | KEIRINグランプリ2023 | 立川 | GP |
パリに向けて緊張感が高まるトラック、ガールズG1新設の競輪
2024年に実施予定のパリオリンピック。トラック競技のナショナルチームメンバーたちは、その出場枠獲得のためにより成績が求められるようになる。緊張感が高まる1年、張り詰めた1年としての「2023年」になるだろう。
一方競輪では、2022年に10周年記念イヤーを終えたガールズケイリンが新たな時代に突入する。G1も新設され、「競輪」という世界の中でよりガールズ選手たちの存在感が増す1年となりそうだ。
近いようで遠く、そして遠いようで近い、トラック競技と競輪。共鳴し合う2つの世界を楽しみながら「2023年」を過ごしていただけると幸いだ。