柳原真緒 優勝インタビュー
Q：初チャレンジ、初優勝となりました。今の気持ちをお願いします。
正直自分が獲れるとは思っていませんでした。でも初出場で初優勝を目指して走りました。
Q：ビックリ？嬉しい？どちらでしょうか？
ビックリです、正直に（笑）正直、このメンバーで勝てるとは思ってなかったです。「自分がやるべきことをやらないと勝てない相手だ」とは思っていたので、そこは冷静に走れました。
Q：レースを振り返ると、スタートは想定通りでしたか？
本当は3番手くらいが欲しかったですが、石井さんが前に来たのは想定外でした。
Q：児玉選手が位置を求めましたが、その辺りは？
児玉さんが前に来た展開も色々考えていたので、前に入られてもいいかなと判断しました。
Q：残り1周半で山原選手が動きましたが、柳原選手は動きませんでしたね。
児玉さんが前にいたので、そこは行かなくて良いかなと。勝負をしにいきました。
Q：残り200ｍを切ってから前が詰まってはいましたが、どうでしたか？
佐藤さん、児玉さんが少し外で絡んでいたので、ここは内に行っても大丈夫かなと思って、思い切って内に行きました。
佐藤さんの上は行けないと思っていたし、その時は2人がそこまで前に踏んでいった感じもなかった。そこで内が空いていたので「自分はそっちかな」と瞬時に判断できました。
Q：4コーナーあたりで抜け出して、最終ストレート。どのあたりで「行けそう」と思いました？
内から行って空くかどうかはわからなかったんですが、そこが空いて……でもやっぱり師匠に「『勝った』と思ったら負けるぞ」と言われてたので、フィニッシュラインまで思いっきり踏んでいました。勝ったのが分かったのも、フィニッシュしたところです。
Q：ガールズの頂点を目指すと決めてから5年、フィニッシュした瞬間は何を思いましたか？
まずは嬉しいという気持ちもありますが、本当に周りの方に支えられてここまで来たので、周りの方への感謝が一番です。
Q：お母さんも本日来場しているかと思いますが、一言お願いします。
「やっと勝ったよ」と伝えたいです。小さい時からやりたいことをやらせてくれました。やっと恩返しができたと思います。
Q：レース後、近畿の先輩方とお話はされましたか？
古性（優作）さんと脇本（雄太）さんが敢闘門前にいらして「おめでとう」と言ってくれました。
Q：明日の大一番（KEIRINグランプリ2022）に挑む先輩たちに、良いバトンを渡せましたね。
いやいや、とんでもない（笑）
Q：師匠の市田佳寿浩さんもインタビュアーとしていらっしゃっていました。師匠の目の前での勝利、どうでしたか？
師匠とのツーショット
本当に一番の恩返しができたというか……まさかこんな形で、こういう舞台でお話しすることができるとは、という感じです。師匠と一緒のレースに出ることはできなかったので、その分をこういう形で実現できて良かったです。
Q：緊張というよりも、心強かった？
レースに来る前は師匠を見て安心できると思ってたんですが、思ったよりめちゃくちゃ緊張しました（笑）師匠と喋ったことが一番の緊張でした。
Q：ではレースは逆に落ち着いていた？
そうです（笑）
Q：2022年は目標にしていた「大きいレースに出る」を達成し、グランプリに出場、そしてそれを獲るところまで達成しました。改めて今年を振り返っていかがでしたか？
グランプリを獲るまで行ったのは正直出来過ぎかなと思いますけど、本当に師匠や家族の支えがあったからこそです。師匠には四六時中練習を見ていただいて、何から何までお願いしました。自分の力はほとんどなかったんじゃないかと思うくらい周りに支えてもらったので、本当に感謝しかないです。
Q：最後に来年の抱負とファンへのメッセージをお願いします。
自分はレース内容も脚も、まだ新女王と呼べるレベルではありませんが、一年かけてそう言ってもらえるように、まずは頑張ります。まさか平塚で、こんなに声援をもらえるとは思っていませんでした。本当に声援が力になりました。ありがとうございます。
来年はグランプリを優勝した選手らしいレースが出来るように頑張りますので、応援よろしくお願いします。
