毎年12月28日〜30日に実施されている、競輪界最大のレースシリーズ「KEIRINグランプリシリーズ」。開催3日間のうち2日目に実施される「ガールズグランプリ」。その名の通りガールズナンバーワンを決めるレースだ。

ではそもそも「ガールズグランプリ」はいつ、どのようにして始まったのか。その歴史や成り立ちについて簡単にご紹介していく。

ガールズケイリン自体の始まりは?

ガールズケイリンが初めて開催されたのは2012年7月のこと。

その約2年前の2010年9月、JKAが開いた記者会見にて「女子選手による競輪競走を開催する」ことが発表された。

広報KEIRIN第31号

JKAは同年11月に「女子第1回生徒入学試験」の受験者を募集し、翌2011年2月に36人の合格を発表。約1年に及ぶ日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)での訓練を経て、1期生となる33人が102期としてガールズケイリンデビューを果たした。

「『3年で終わる、もって5年』と言われた」小林莉子、石井寛子、佐藤水菜、沖美穂の語るガールズケイリンの10年/ガールズ10周年記念記者会見

公募により命名された「GIRL’S KEIRIN」

「女子選手による競輪競走」として、新たに開催されることが発表されていた現在のガールズケイリン。

この「GIRL’S KEIRIN」という名称(愛称)は、実は公募によって決定されたもの。寄せられた912件の応募から本名称が選ばれ、ロゴマークも同時に決定した。

広報KEIRIN第36号

新ユニフォーム、新ロゴ、新レース発表/ガールズケイリン10周年リブランディング第3弾

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