毎年12月28〜30日の3日間に渡り開催される、競輪界最大のイベント「KEIRINグランプリ」シリーズ。初日に『ヤンググランプリ』、2日目に『ガールズグランプリ』、そして最終日に『KEIRINグランプリ』が実施され1年を締めくくる。
本記事では、『ヤンググランプリ2022』出場選手の「スポーツ歴」にフォーカス。
「ヤング」という名前の通り、日本競輪選手養成所を卒業して間もない若手選手のナンバーワンを決めるこの大会。中には以前やっていたスポーツから転向して間もない選手もいる。
選手のバックボーンを知り、年間最後にして最高の戦いを楽しもう。
寺崎浩平
福井、117期の選手。自転車トラック競技ナショナルチームにも所属し、自身2度目の出場となった『2022世界選手権トラック』では、男子ケイリンにて日本人で唯一決勝へ進出。世界トップレベルでの走りを経験した。
東京2020オリンピックで日本代表を務め『KEIRINグランプリ2022』にも出場する脇本雄太と同じ高校出身。
高校時代から自転車競技部に所属し、インターハイのスクラッチなどで優勝している。大学在学時には、全日本選手権大会のマディソンで優勝と、主に中長距離で活躍していた。
『ヤンググランプリ2022』では最年長として出走する。
2022年のトラック競技成績
ジャパントラックカップ I:スプリント優勝
ジャパントラックカップ II:スプリント2位
全日本選手権:スプリント優勝
アジア選手権:ケイリン優勝、チームスプリント優勝(予選のみ出場)
世界選手権:ケイリン決勝出場・6位
山口拳矢
岐阜、117期の選手。元競輪選手の父・祖父を持つ。高校まではサッカーをやっていたが、大学入学後に養成所を受験。デビュー年となった2020年9月にS級2班へ特別昇班し、2022年1月にS級1班へと昇級した。
小学校から高校まで「蹴る」スポーツをやっていた山口選手。同じ「脚」を使う競輪にもその経験が活かされている……かもしれない。