ちぎりモチーフ
豊橋の記念競輪の名称は「ちぎり賞争奪戦」。
豊橋市の市徽章は、旧吉田藩主の大河内家が一般公務及び軍事の際に徽章として用いた「千切(ちぎり)」に由来している。「ちぎり賞」もここから生まれた名前。競輪場にはちぎりの市徽章の旗が掲示されているほか、
バンクの中にも大きなちぎりが作られていた。一度由来を覚えてしまうと、さまざまなところで目につくものである(マンホールにもちぎりがデザインされていた)。
ええじゃないか
「ええじゃないか」とは1867年8月から翌年7月にかけて伊勢神宮ほかの神符等が降ったということを契機に、畿内・東海地区を中心に起こった狂乱的民衆運動。お蔭参りの習慣と民衆の不満とが結びついたものといわれる。
東海地方に始まり、民衆は「おふだが降った。仏像が空から落ちてきた」と言い「ええじゃないか」を歌って踊り狂乱した。
豊橋もそんな「ええじゃないか」の地のひとつとして数えられており、こうした場内ポスターのキーワードとして使われるほか、レース前の音楽にもよく耳を澄ませると「ええじゃないか」のフレーズが。ぜひ地域の歴史と合わせて楽しんでみてほしい。
當銘直美選手イチオシのたこ焼き
場内にはたこ焼きのキッチンカーが出店。今回の開催にも参加している、當銘直美(愛知・114期)選手のスポンサーもつとめているお店だ。
というわけで、買ってみた。
ダブルチーズのたこ焼き。粉チーズととろとろのチーズのダブル使いに加え、マヨネーズでさらにまろやか。たこ焼き本体も揚げてるみたいにパリッとした皮で、美味しくいただきました。
豊橋競輪場で開催中の「ジャパンカップ×HPCJC」は4月20日まで。開催収益の一部が自転車トラック競技日本ナショナルチームを支える組織「HPCJC」の支援に充てられるこの開催を、ぜひ楽しんでいただきたい。競輪を楽しみながら、競技を応援しよう。
それはそれとして、たこ焼きを食べに豊橋に来るのもアリです。