3回目のKEIRINグランプリ

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「ここから1年、長いな」

郡司浩平 第36回全日本選抜競輪, 川崎競輪場

Q:2021年は全日本選抜競輪(G1)で優勝。KEIRINグランプリ2021の出場権を一番乗りで獲得しました。

はい。2021年は最初に権利が取れましたね。2020年は競輪祭で優勝したので、最後の最後まで権利が取れるかどうかわからなかった。全く逆の状況でしたね。だから全日本選抜競輪優勝後、正直「あっ、どうしよう、ここから1年長いな……」と思いました(笑)

でもそれでやりたいことをやれましたし、プラスしかなかったと思います。

Q:やりたいこと、というと?

練習だったり、自転車のセッティングだったりですね。気持ち的な余裕がありましたので「いつもやろうやろうと思って出来ていなかったことを、思い切ってやってみよう」と。

「レースで試したいけど、失敗したらやだな」「結果が全てだから、失敗したら後悔するんじゃないかな」みたいなことを、普段なら思います。そこを少しですが試すことができました。あくまで目的は強くなるためです。

知ってもらうことが大事

Q:インタビューの前に写真撮影をさせていただきましたが、こういったことは得意ですか?

毎年この時期になると取材のオファーをいただいてますので、いつも通りという感じですね。撮影も、ポーズなど指示をいただければ……なんでもやる、というとアレですが(笑)、なるべくご希望のポーズをできるようにしています。

Q:撮られるのが苦手、というタイプではないですよね?

そうですね、嫌ではないです。こうやって知ってもらうことは大事だと思いますし、顔を覚えてもらえると嬉しいですし。競輪選手のポーズって、腕組みやガッツポーズがほとんどですよね。個性的な選手であれば自分からポージングするとは思いますけど……。

ただ、違ったポーズを取って、次の日の結果がダメダメだったりすると「何ふざけているんだ」などの声をいただいたりしますので、その辺りの塩梅が難しかったりします。お客さんにはお金を賭けてもらっている立場ですので……。

「勝ちたい」、そして……

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