各組1着のみが勝ち上がり、敗者復活戦

第1組

敗者復活戦は1着のみが2回戦(準決勝)へと進むことができる。

4組各組4人に分かれた第1組に前田が出場。相手はカサスロイヘ(スペイン)、ボイノワ(ロシア)、カミング(ニュージーランド)。

前田は再び最後尾から残り2周へ。カミングが先頭。それを追い抜きボイノワがスピードを上げていく。最後の1周に入るところでボイノワ先頭、カサスロイヘ、前田と続く。ここから一気にスピードを上げるカサスロイヘと前田。

しかし最終コーナーを回って頭一つ抜け出したのはカサスロイヘ。フィニッシュはカサスロイヘが先着、前田はボイノワをかわして2着、ボイノワが3着となった。この結果、前田は勝ちあがれず、1回戦敗退。

第3組

小林は2回戦進出をかけて第3組に出場。

メンバーはシュメレワ(ロシア)、バヨナ(コロンビア)、モートン(オーストラリア)。残り3周。先頭はモートン、続くシュメレワとバヨナ、そして小林。スピードを上げながら位置関係が変わらず残り2周。

残り1周半となるところで小林が上昇していくも、3番手にいたバヨナが外に振れて前に出ることができず、再び最後尾へ。

残り1周、2番手につけていたシュメレワがモートンをかわし、そのままフィニッシュ。小林は追い上げが届かず4着でフィニッシュし、1回戦敗退となった。

「気持ちが切り替えられていなかった」小林優香

一回戦がキーでしたね。

そうですね。自分が求めていた結果ではなかったですし、1回戦は落ち着いていれさえすれば、何も問題が無かったと思います。凄く悔しいです。

レースにはどのような気持ちで臨みましたか?

練習でやってきたことを信じて頑張ろうと思っていました。このケイリンに向けてやってきたので、全力を出しきろうと思ってました。

2回戦は一番後ろからの仕掛けとなりましたね。レースはどうでしたか?

自分を信じて行くべきところで行けば良いと思っていましたが、1回戦の結果が悔しいというか残念な気持ちで、切り替えられていなかったのかなというのが本心です。

ただケイリンでは脚力は負けていないと判ったので、今後はもっともっと強化していって、しっかりこの世界選手権の舞台で戦えるようになりたいです。

敗者復活戦1組 リザルト

順位 チーム 選手名 TIME
1 スペイン CASAS ROIGE Helena 11.359
2 日本 前田佳代乃 +0.109
3 ロシア VOINOVA Anastasiia +0.161
4 ニュージーランド CUMMING Emma +0.661

敗者復活戦3組 リザルト

順位 チーム 選手名 TIME
1 ロシア SHMELEVA Daria 10.670
2 コロンビア BAYONA PINEDA Martha +0.050
3 オーストラリア MORTON Stephanie +0.103
4 日本 小林優香 +0.176

大会公式リザルト

敗者復活戦4組1着、Laurine van Riessen (NED)