グランピング、そしてショッピング
家族や仲間と、ひと味違った楽しみ方をしてみたい。そんな方におすすめの施設があるのは、りんくうプレミアム・アウトレット。
岸和田競輪場から乗り換えなし、30分ほどで到着することができる海を臨む大型アウトレット施設だ。関西空港から連絡橋を渡ってすぐの場所にあり、空港からのアクセスも非常に良好。
海外有名ブランドが多数出店するこのアウトレットでは、リゾート感あふれる街並みでショッピングを楽しむことができる。
スノーピーク大阪りんくう
ぶらぶらとショッピングを楽しむにも良い場所だが、今回特にご紹介したいのはアウトレットの一角にある「スノーピーク大阪りんくう」。
アウトドアブランドとして知られる「スノーピーク」だが、この店舗はグランピング施設を併設、海辺のトレーラーハウスで手軽にアウトドア気分を楽しむことができる。
トレーラーハウスはスノーピークの販売する「住箱(じゅうばこ)」。隈研吾が手がけたヒノキの箱型の空間は、一歩入ると木の香りに包まれる。
眼前には大阪湾が広がる。
トレーラーハウスは5棟、したがって1泊に5組しか泊まることができない特別な場所。トレーラーハウスの周辺は利用者以外入れないよう区切られているため、晴れた日は朝日や夕焼け、発着する飛行機、時には花火大会など、とびきりの光景を独り占めすることができる。
大きめのベッドが1つだけなので、定員は大人2人+未就学児2人程度。ただし日帰りでバーベキューの利用もでき、こちらは6人くらいまでなら対応できるとのこと。食材などもすべて用意してもらえるので、手ぶらで海辺のバーベキューを楽しむことができる。
「住箱」内にお風呂とトイレはついておらず、少し歩いたところに宿泊者専用のシャワールームとトイレが用意されている。
また隣接するショッピングモール「りんくうプレジャータウン シークル」にスーパー銭湯「りんくうの湯」があるため、そちらを利用する方も多いとのこと。
「利用者は幅広いです。若いカップルだったり、お年を召したご夫婦だったり、夏休みなどの時期でしたら小さいお子さんを連れたファミリーだったり。日帰りバーベキューですと近隣の方も利用されます。
晴れた日は景色がとても良いですが、逆に暴風警報などが出るような時だと、ここは海に面してますので宿泊は全面中止。天候にも左右されますので、3日前までにお電話で予約をしていただければ」
1日のんびりと海を眺めるでも、ショッピングざんまいするでも、もちろん競輪場でレースを楽しんで夜はここに戻ってくる、なんてことも良さそう。いろいろ旅の妄想が広がってしまう場所だ。
食べ歩く?飲む?大阪ど真ん中観光地
岸和田競輪場からは、大阪の観光地にもアクセスしやすい。そのひとつが「ザ・大阪」な場所である道頓堀。
岸和田競輪場からは電車で40分程度。グリコのネオンでお馴染みの戎(えびす)橋周辺は、2023年5月現在、外国人観光客で大賑わい。むしろ日本人はいないんじゃないか?と思ってしまうほど。
だからこそなのか、東京の似たような繁華街ではよくあるキャッチがほとんどいなかった。観光客だらけの街は逆に治安が良いのかも……
周辺一帯にはクセの強い看板、押しの強いネオンなどが立ち並ぶ。たこ焼きやクレープなどの匂いがあちこちから漂っていて、お祭りの縁日の通りを歩いているようだ。
前述の通り岸和田競輪場からは40分程度の場所。昼開催のレースが終わって18時ごろに競輪場を出たとして、19時にはこの辺りに到着することができる。
夜遅くまでやっているお店も多いため、競輪で勝ったお金で飲む、なんてこともできそうだ。昼間にここで食べ歩きを楽しんでから競輪場に行く、というルートももちろんOK。
競輪と観光、とびきりの1日を!
さまざまな楽しみ方ができる岸和田競輪場と、大阪、りんくうの街。アクセスという利点をうまく使って、自分だけの旅程をカスタマイズしてみてほしい。
岸和田競輪場では2023年6月13日より、高松宮記念杯競輪とパールカップが開催される。