競輪場から徒歩30秒の温泉
大分県別府市にある別府競輪場には、「競輪温泉」という温泉施設が併設されている。別府競輪場の正門の目と鼻の先にあり、徒歩での移動時間はたった30秒。
競輪を観戦するための英気を養うにはおすすめのスポットだ。
別府競輪場の正門は南側、別府駅方面に位置している。亀川駅から歩いて来る際は、北門を素通りしてしばらく県道を歩く必要がある。
入り口が見えたら、敷地内に入っていこう。
しばらく進むと左手に正門が現れる。その右手が、競輪温泉。
朝7時〜午後10時まで営業しているため、競輪場の開門前や最終レース後でも余裕を持って入浴することができる。入湯料が110円なのも嬉しいポイントの1つだ。
お風呂自体は比較的こじんまりした造りとなっている。詳しくは別府競輪場の公式サイトへ。
ロマンチックな海辺を散歩
「海に近い」という特色も持っている別府競輪場。海岸から国道を1本挟むと、そこに別府バンクが横たわっている。
競輪温泉でさっぱりした後は、別府湾沿いをゆっくり歩いてみるのもおすすめだ。
ヤシの木が立ち並ぶ国道10号線を少し歩くと、「上人ヶ浜公園」がある。朝風呂の後の朝日を拝んだり、開催終了後の夕日を眺めるのには絶好のスポットだ。
公園の名前にもなっている「上人」とは、歴史の授業で時宗の開祖として習う「一遍上人」のこと。
上人ヶ浜公園は今から700年前(建治2年、1276年頃)、全国巡礼中の一遍上人が九州に立ち寄る際、最初に上陸した場所と言われている。これを記念し「上人ヶ浜」と呼ばれるようになった。
ちなみに一遍上人はその後、鉄輪に滞在し、別府八湯の1つでもある鉄輪温泉を開いた人物としても知られている。
参照:別府市
時には歴史にも思いを馳せつつ、競輪の展開を予想しつつ、別府湾の勝景を楽しんでみてはいかがだろうか。