2020年東京オリンピックに向けて初出場&メダル獲得を虎視眈々と狙い、ポルトガルの自転車界が手塩にかけて育成中の「若手ホープ」、その名もルイ&イボ・オリベイラ兄弟。
今回のサイクリスト偉人伝では二人三脚で歩んで来た兄弟の軌跡にフォーカスしていく。
プロフィール
ルイ Twitter/Instagram | イボ Twitter/Instagram |
生年月日:1996/09/05 22歳 | |
出身地:ビラ・ノバ・デ・ガイア | |
身長:183cm | 身長:185cm |
体重:66kg | 体重:68kg |
脚質:パンチャー | 脚質:オールラウンダー |
愛称:オリベイラ・ブラザース | |
好物:クッキー | 好物:バニラ味のエナジーバー |
趣味:映画鑑賞、散歩、コーヒー | 趣味:映画鑑賞、散歩 |
生い立ち
オリベイラ兄弟は1996年9月5日、ポルトガル北西部の都市ビラ・ノバ・デ・ガイアにて双子の兄弟で生まれた。13歳年上でプロロード選手の兄・ヘルダに憧れ、7歳の頃に双子で自転車の世界に飛び込んだ。自転車を始めるのは必然だった。
ロードレースにも活かせる面や両立のし易さからトラック中距離種目を選び、所属チームでは監督やチームの理解もあり、ロードとトラック競技を両立させながらキャリアを築き上げてきた。
ポルトガル国内にはオリンピック規格のベロドロームが1箇所しか無いが、都心からのアクセスは良く、近年ではオリンピックに向けて充実したトレーニングが行なえるという。(本人談)
最大の武器は”兄弟であること”
兄のルイは負けず嫌いでチャレンジ精神が強く、クラシックレースやスプリントを好む。ポルトガルのトラック選手として初の国際大会でメダルを獲得し、若くして歴史に名を刻んだ。(2013年ジュニアトラックヨーロッパ選手権スクラッチ2位)また、2016年には興味本位で出場したケイリン優勝、1kmTT2位を獲るなど、そのスプリント力はお墨付き。
対して弟イボは大人しく冷静な判断力に優れている選手であり、独走や短時間でのタイムトライアルを武器としている。また、トラック競技を通じてガールフレンドと出会い、彼女からイタリア語を習得。今や母国語のポルトガル語に加え英語・スペイン語と語学にも精通。次の言語として中国語、オリンピックに向けて日本語の習得を予定している。
彼らの強みは、お互いの長所と短所を理解し合える、兄弟だからこその結束力の高さ。これがマディソンやロードレースなどのチーム競技で活きている。
性格は違えど趣味や髪型など、双子らしく共通の部分は多い。兄弟同士でライバル意識も高く、お互いトレーニングに励み、国内外で着々と若手トップへと上り詰めて行った。