大会初日、チームスプリント
世界選手権初日はチームスプリント。
予選は2走。1回戦は3走を走りました。
2走の役目は「1走で貰ったスピードを加速させ、3走に繋げる」こと。しかしスタートで失敗し、1走と大きく離てしまい、自分のミスで悔しさが残る走りとなりました。次の1回戦は2走3走交代で挑戦し、予選のタイムより縮めることはできました。
せっかくの世界選手権で結果を出せなかったことは、もの凄く悔しいです。が、まだまだ縮められる、もっと強くなれると3人が確信した1日となりました。
大会3日目、スプリント
3日目にスプリントを走りました。チームスプリントから中2日。悔しさもありましたが、リカバリーを中心に他のレースを観戦して過ごしました。
スプリント本番。出走順1番手での緊張、そして「絶対に自己ベストを出したい」気持ちとが空回りし、結果的に目標としていたタイムには届かず、納得いく走りができませんでした。
対戦では山﨑(賢人)さんが相手でした。「先に仕掛けて勝つ」と強く思い挑みました。しかし一瞬のスキで相手に先手を取られてしまい、負けました。
これから
今年の世界選手権は『悔しさ』しか残らず、「あっけなく」終わった感じがしました。
脚力はもちろん、経験値が圧倒的に低いので、戦略、技、一瞬の判断を身につけることが、戦う必須条件だと思いました。
「自分の100%の力を出し切れれば戦えない舞台ではない」と思って挑みましたが、実力以前に会場の空気にのまれてしまい、メンタル面で劣っていた部分も大きかったと感じました。
この2週間は不安も緊張も悔しさも味わいました。今回のレポートでは良い報告ができず残念ですが、初めての世界選手権で脚力、技術、メンタルと沢山の事を吸収でき、自分の強化のためにすべきことが明確になりました。
思い返してみても良かった部分は正直なにもありません。
ただ、競技人生の中で大きなきっかけになった濃い世界選手権だったと思うし、今回を経て「いい経験でした」だけで終わらせることはなく、国際大会で同等に戦い、勝てるよう今後のトレーニングでも1つ1つ目的をもって励んでいこうと思います。