日本が誇る自転車競技普及センター

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何故伊豆に?真相は闇の中

Q:「何故伊豆なのか」は記録として残っているのでしょうか?

残念ながら、無いんです・・・・。

1963年に日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)がこの土地に移転してきました。そもそも競輪学校は調布にあったのですが、当時の移転先として3カ所の候補地があったそうです。伊豆はその内の1つでした。これは聞いた話で確かではないのですが、競輪学校が伊豆に来たために「CSCを伊豆に作ろう」という話になったそうです。

Q:富士SPEEDWAYも伊豆に来るとか来ないとか話があったそうですね・・・・他の候補地とはどこだったのでしょうか?

確かに富士も候補地の1つだったらしいです。あと1つは・・・・・・記録に残っていません。競輪学校の移転候補地や、何故最終的に伊豆になったのか、競輪学校に合わせてCSCが伊豆に作られたというのも本当なのか・・・当時のことを知っている方は、存命していたとしてもかなり高齢になっていると思います。もはや真相は分かりませんね。

Q:ベロドローム設立の経緯はどうでしょうか?

CSCはUCIのアジアのセンター(CCC)、そしてナショナルチームのトレーニングセンターにもなりました。

CCC…コンチネンタルサイクリングセンター 。UCI(国際自転車競技連合)が各大陸に設ける、自転車競技普及のための拠点。

しかし当時、世界基準の板張り250mバンクは、伊豆どころか、国内のどこにも存在していなかったんです。

それまで板張り250mのトラックで強化を行う場合は、フランスのボルドーやアメリカのコロラドに遠征していました。「強化には国内に世界基準のトラックが必要だ」ということで、伊豆ベロドロームができました。要は強化拠点のために建てたということですね。資金の大部分は競輪の売り上げからくる補助金、一部をCSCが負担しました。

最盛期には年間60万人以上

Q:伊豆ベロドロームはどのように使用されていますか?

今は東京オリパラの関係で一般公開はしていませんが、公開時はナショナルチームを中心に、学生、学校、自転車関係団体などが使用しており、スケジュールを組むのが大変なほどでした。

Q:敷地内には遊園地もありますが、人気はどうでしょう?

人気はあると思います。一番人気があったのは昭和の終わり頃ですね。多い年では年間62万人が来場していました。

他に遊ぶ場所が少なかったこともありますし、当時はまだ目新しい施設だったのもあると思います。また、遊園地はファミリー向け。どんな時代でも子供たちは身体を動かすのが好きですよね。そういう意味では、まだまだ楽しめる施設だと思います。

※現在は東京オリンピック・パラリンピックの準備のため、休園中。2022年から再度営業を始める予定

リニューアルを楽しみに

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