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なぜ木製バンク?
なぜなぜ?の経緯
日本にはオリンピックの舞台となる伊豆ベロドローム、そしてそれに隣接するJKA250と2つの木製バンクが存在する。
しかしこれらの木製バンクが建てられたのは2010年以降。対して競輪場や自転車競技場は全てコンクリートかアスファルトで造られている。
なぜ競技は木製のバンクなのか?
答え:形を保ちやすく、時間の経過と共に固く、走路が速くなるため
近年に建てられたベロドロームの走路は、シベリアパインやバルトパインなどのパイン材(マツを加工した木材)で作られている。パイン材は何十年も表面が保たれ、時間の経過と共に固くなり、固さへ比例するように速い(タイムが出やすい)バンクへと変化する。歳月を重ねる毎に状態が良くなっていくのだ。
「変形せず、長持ち」この2つの条件を満たすのに最適なのがパイン材というわけだ。
また、1870年代から始まったといわれるトラック競技だが、最初の始まりがイギリスの木製バンクだったことも理由の1つだろう。
参考: https://www.olympic.org/cycling-track-equipment-and-history
https://www.cyclingnews.com/news/a-complete-guide-to-track-racing/
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