日本各地にある「自転車のテーマパーク」。体を動かすのが大好きな子どもたちを受け入れ、楽しませ、自転車に親しむ第一歩を作ってきた施設だ。
この記事では全国4つの「自転車のテーマパーク」をご紹介。子どもから大人まで楽しめる「おもしろ自転車」はもちろんのこと、「漕ぐ」をテーマとしたアトラクションや、その場所ごとの特色を活かした設備を持っており、施設ごとに性格は様々。思いっきり体を動かすつもりが、すぐ隣で繰り広げられる自転車カルチャーに目を奪われてしまうかも?
久留米サイクルファミリーパーク
九州・久留米競輪場に隣接する自転車のテーマパーク。4人乗りの自転車をはじめとした様々なおもしろ自転車があり、家族で楽しむことができるほか、本格的なスピードを楽しめるBMXコースも用意されている。
屋外の設備だけでなく、室内あそびば「わんぱく童夢館」には幼児運動室や卓球場があるため、雨天でも体を動かすことができるスポットだ。
久留米競輪場では2024年4月にオールガールズクラシック(G1)が開催予定。久留米は実力あるガールズ選手が多数拠点とする競輪場であり、その「地元」での開催なだけに、大いに盛り上がりが期待される。
この随一の機会に競輪場すぐ隣のサイクルファミリーパークで「観戦だけ」でなく「乗ってみる」のも良いのではないだろうか。
なお久留米サイクルファミリーパークは開園日が限定的なため、公式の情報を事前によくご確認いただきたい。
関西サイクルスポーツセンター
昭和49年(1974)にオープンした関西サイクルスポーツセンター。幅広い年齢層が楽しめるおもしろ自転車、「サイクルコースター」など遊園地のアトラクションに近いものがあるほか、プールやキャンプ場も保有と、ボリューム満載の施設。
お子さま向けの「初心者自転車教室」も定期的に開催しており、「自転車を楽しむ、好きになる」ことの第一歩となりそうな場所だ。
そのほか地域の自転車競技選手の練習場としても機能する400mバンクや、マラソン大会の会場としても活用される全長約2.5kmのサイクリングコースも有しており、スポーツに親しむ様々な機会を提供している。
そして、SNSのセンスが独特。
パーーーーーーーーンク!!
【あたまがパンクする自転車図鑑】
チャリンコブラザーズによる、No.20の解説動画!
はやくあなたに乗ってほしいなぁ!
乗れるもんなら、乗ってごらん。
#黄色い人 #何もかも黄色#自転車 pic.twitter.com/ZkJWxtaDhl— 関西サイクルスポーツセンター【公式】 (@KCSC_PR) November 29, 2023
なお同じ大阪の施設でいうと岸和田競輪場もある。電車だと一度天下茶屋まで出る必要があるので2時間ほどかかってしまうが、直線距離は意外と近く、車で40分程度の距離だ。
岸和田競輪場にはBMXコースが隣接しているため、合わせて自転車アクティビティを楽しむこともできるだろう。
群馬サイクルスポーツセンター
「群サイ」の愛称で親しまれる群馬サイクルスポーツセンターは、群馬県の中でも北部、新潟や長野に近接する地域にある施設(利根郡みなかみ町新巻大峰山)。
12月27日のコースの状況です☃
雪上走行にはまだ雪が少なめ。#群サイサーキット pic.twitter.com/iLk1YajiIN— 群馬サイクルスポーツセンター (@gunsai2022) December 27, 2023
場所柄、冬季は積雪があることも。
群サイは、性質としてはロードレース寄りの場所。全長6kmの起伏に富んだサーキットコースを有しており、JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)の大会会場としてもお馴染みである。
またモータースポーツイベント「アタックシリーズ」が開催される場所ということもあり、国内外で活躍した名車が展示される群サイミュージアムがあることもポイント。群サイも他施設と同様におもしろ自転車が多数揃っており、こういった遊具を家族で楽しめる一方で、コアなファンも楽しめるスポットと言えるだろう。