屋内フィットネスプラットフォームである「Zwift」が2022年9月1日、『UCI 自転車 eスポーツ世界選手権2023』の大会計画について発表した。

2020年に初回大会が実施され第3回目の開催となる『UCI 自転車eスポーツ世界選手権2023』(以下、eサイクリング世界選手権)では、新たなレースフォーマットの導入が予定されている。

そしてこの新フォーマットには、「トラック競技から着想を得ているのでは?」という指摘もあるようだ。

なお大会日程は、2023年2月18日

本記事ではZwiftによる発表について、その内容をお届けしていく。

参照:Zwift「All About 2023 UCI Esports Worlds on Zwift」

『eサイクリング世界選手権』とは

eサイクリングは、実際の自転車に乗りながら、バーチャル空間でレースを行う競技。自転車と専用のデバイス、ネット環境さえあれば、どこにいても参加できるという強みがある。

UCI(国際自転車競技連合)は、「Cycling Esports(eサイクリング)」をUCI公式自転車競技として発展させるべく、Zwift社と協力関係を結んだことを2019年9月に発表。

Zwiftとは、新しいインドアトレーニングを提案・提供するアプリ。実際に体を動かしながらバーチャル空間を走ることができる。

そしてUCI・Zwift社による本合意の主な目標には『2020 eサイクリング世界選手権』を実施することも含まれていた。

そして記念すべき初回大会の『2020 eサイクリング世界選手権』が2020年12月に実施され、日本から別府史之増田成幸與那嶺恵理樫木祥子が出場した。

男子はボート選手のジェイソン・オズボーン(ドイツ)、女子はアシュレー・ムールマン(南アフリカ)がそれぞれ初代チャンピオンとなっている。

参照:UCIリリース(2019年9月26日)

新レースフォーマット?

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