淡々と終わってしまった、それでも

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スプリントでメダルを狙える

Mens Sprint, TISSOT UCI TRACK CYCLING NATIONS CUP - HONG KONG

Q:スプリントに関しては、新田選手が凄く良い状態になってきています。深谷選手視点で、新田選手はオリンピックでどこまでいけると思いますか?

銅メダル争いにはいけるかと思います。今は2人で、どうやったら決勝にいけるのかを考えています。

Q:一緒にですか(笑)?そういえば、大会後のインタビューで新田さんがそのようなことを語っていました。

新田さんはスプリントを走るベースを持っていたものの、去年までは走り方を知らなかったんです。ですから最初は新田さんに走り方を教えるような形でした。沖縄合宿(2021年1月)の時から話を始めて、そこから数回話をしてきています。

深谷知広

新田さんは刀で例えると「鋼を打ち鍛える部分は終わっていて、後は研ぐだけ」といった感じです。今はもう教える段階ではなく、2人で勉強し合っているので、「あーだ、こーだ」言いながらスプリント研究会みたいなことをしています。

あくまで個人的な意見ですが、ネーションズカップの新田さんに関しては、ここまで強くなったのならば、その実力をオリンピックまで隠しておいた方が良かったのではないかと思っています(笑)

【日本史上初】新田祐大が金、日本人選手が表彰台独占の男子スプリント/ネーションズカップ第2戦・香港

Q:新田選手と対戦する時がネーションカップでは一番緊張しましたか?

僕は強い選手に挑む時よりも、勝ち上がりで取りこぼさないようにする方が緊張します。性格上、上がっていく段階の方が好きですね。

オリンピックとその後の展望

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