トラック競技中長距離種目・ロード競技で活躍する傍ら、日本競輪選手養成所に120回生として入所した吉川美穂。トップ成績で約1年の養成所生活を終え、新トラックチーム「チーム楽天Kドリームス」へ加入となった2021年春。そのちょうど10年前となる高校卒業時にも、吉川選手は養成所(当時は競輪学校)への入学を検討していたという。

そんな吉川選手の「自転車競技を始めた頃の話」とは?ちょっと愉快な養成所生活、中長距離選手、そして競輪選手としての今後の目標など、たっぷりと話を伺った。

養成所生活を終えて3週間

Q:養成所を卒業して3週間ほど(※インタビュー実施時点)経ちますが、どのように過ごしていますか?

卒業してからここまでは、ずっと和歌山の実家に滞在しています。和歌山競輪場で、和歌山の競輪選手の皆様と練習させていただいていて、毎日しんどい練習をしています。

生活面では・・・養成所にいたのが夢だったんじゃないかな、という感じですね。「普通の生活」に早々に慣れてしまって「あれっ?いつもだったらこの時間、点呼・・・だったよな?」って感じ。不思議な気分です。

Q:入所前はあつ森との別れを惜しんでいましたが・・・

※Nintendoのあつまれ!どうぶつの森 詳しくは入所直前のインタビュー「【後編】中長距離だから出来る競輪の戦い方とは?窪木一茂/吉川美穂/新村穣3選手へ入所直前インタビュー【お元気ですかナショナルチーム】」で!

色々忙しくて、まだやれてないんですよ。Switchの充電だけはしたんですが、一度も電源を入れられていないです(笑)

あまり要領のいい方じゃないんです。書かなきゃいけない書類も色々あるんですが、てんやわんやしてしまって・・・

明日伊豆に戻るんですが、明後日は栃木のアパートを片付けに行って、それが終わったら伊豆に戻ります。結構忙しくて、何からすれば良いのか・・・という感じ。養成所では予定が全部決められていましたから、余計そう感じます。今、とても頭を使っててしんどいです(笑)

「淡々」が得意

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