静岡から世界へ
東京オリンピックにおける自転車トラック競技開催地である静岡県。
鈴木奈央は、その静岡で生まれ育った。時にはガールズケイリンで、時にはトラック競技中長距離種目で活躍。ナショナルチームでの活動歴も長い。先日、新トラックチーム「チーム楽天Kドリームス」への加入も発表された。
東京オリンピック出場を逃すも、2024年のパリオリンピックに向け、再び挑戦の道を歩む。その心境を伺った。
鈴木奈央 インタビュー
Q:チーム楽天Kドリームスに加入となりました。どんな心境でしょうか?
トレードチームがあることで、日本として出場できる枠が増えます。トラックワールドカップがネーションズカップに変わるなどの制度変更がありましたが、新しい環境で、楽天Kドリームスとしてレースに参加することを楽しみにしています。
Q:鈴木選手はガールズケイリンとトラック中長距離ナショナルチームの、兼任活動歴も長いです。普段はどのようにトレーニングをしていますか?
そもそも競輪選手になったのは「競技を続けたい」という思いがあったからです。
今は月1回程度ガールズケイリンのレースに出場して、それ以外はコーチが出したメニューで練習しています。練習は基本的に中長距離向けですね。ネーションズカップが始まれば、さらにトラック競技のトレーニングと大会に集中したいと考えています。
Q:2021年2月の西武園では決勝に乗る走りも見せましたが、中長距離のトレーニングはケイリンへの走りに活かせていますか?
中長距離種目でも、オムニアムなどではスプリント力が必要となります。そういった点では、中長距離の練習にも短くもがく練習が沢山入っているんです。両方に活かせるよう、考えながら練習しています。
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