自転車トラック競技日本ナショナルチームを支え、かつ次世代選手の育成にも力を入れるために日本自転車競技連盟が立ち上げたHPCJC(High Performance Center of Japan Cycling、以下「HPCJC」)。コーチ、メカニック、メディカル、トレーナー、科学分析班といった様々なスタッフが揃っている。選手を多角的な視点から分析し、支え、さらなる高みへと引き上げるためのプロフェッショナル集団だ。

今回はジェイソン・ニブレット短距離アシスタントコーチに話を伺った。HPCJCが発足する前の2016年、日本短距離ナショナルチームのコーチになり、ブノワ・ベトゥ ヘッドコーチと共に今日の短距離チームを作り上げてきた。37歳とマネージメントチームの中でも若めだが、その手腕は各国から認められている。

以前に紹介したS&C(ストレングス&コンディショニング)コーチのファブリース・ヴェットレッティ氏が来るまでは、ジェイソンコーチがチーム全体のS&Cの役割を担っていた。

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ファブリース氏が来たことにより、短距離Bチーム(アカデミー)のS&Cコーチの仕事が手から離れ、少し役割が変化した。日本チームをけん引してきたオーストラリア出身のマッチョマンは何を考えているのか?S&Cコーチの視点で語ってもらった。

良いサイクルが生まれた

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