「世界で一番になりたい」新山響平・ナショナルBチームインタビュー

泣かないのは、きっとまだ足りないから

新山響平

Q:では、パーソナルな質問をさせていただきます。新山選手はシャイといいますか、あまり感情をあらわにしない方だなと思うのですが・・・自分で分析すると?

うーん。大声を出すことはあまりないですね・・・。

去年、兄貴(新山将史選手)とワンツーで青森記念(みちのく記念 善知鳥杯争奪戦(GⅢ)2019年9月)を優勝しました。走る前は「(ここで勝ったら)泣くかな」と思ってたんです。

でも実際は・・・・・

まったく(笑)嬉しかったんですけどね。

あと、1人の時間がないと厳しいタイプです。怒りとかはすぐ忘れちゃう方で、翌日になったらけろっとしていますね。

新山響平

Q:じゃあ今後、もし新山選手が競輪や競技で泣いている場面があったら、感情的に相当揺さぶられているってことなんですね。

そうだと思います。泣くことがないのは、まだ競輪や競技に対して人生を掛けられてないからかもしれないです。もっと高いレベルになったら変わるのかもしれません。

Q:ではご自身で思う「これは思い切ったな」みたいなエピソードはありますか?

・・・・・・・・・(熟考)。

選手になる前のアマチュアの時期に、車で練習から帰る途中、手押し車を押しながら歩いてるおばあさんを見かけたんです。すごい夕立が降ってて、おばあさんは傘を持たないで雨ざらしになっていたんですね。一瞬迷ったけど、車を止めて声をかけて、家まで送り届けました。祖母が亡くなって間もない頃だったので、放っておけないような気持ちがありました。

こういう話あまり人に話したくないんですよ(笑)

Bチームメンバーは「ここにいるべき人たち」

男子ケイリン1回戦, オリンピックシュミレーション

Q:Bチームは同年代が多くて雰囲気が良さそうな印象を受けます。良い刺激も多いのでは?

オリンピックシュミレーションのハロン(200mフライングタイムトライアル)の時、思ったようなタイムを出せなかった人たちが多かったみたいでした。その時、話しかけられない雰囲気になりましたが、そのギスギスした感じが必要だと思いました。ここで平気でいられるような人たちじゃない、皆が「ここにいるべき人間」だと感じました。

「Bチームの中では絶対に負けたくない」とお互いに思っていると思います。みんなライバルの関係ですね。

新山響平

Q:ここからパリに向かっていくわけですが、1年ごとの目標を掲げるなら何でしょうか。

ネイションズカップ(旧ワールドカップ)や世界選手権に出場することを1年の目標としたいです。それを達成したら、またさらに戦うための目標が見えてくると思います。だからまずは、出場することですね。

最終目標はオリンピックで勝つことです。

新山響平

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