GP、オリンピック両方での優勝

Q:ナショナルチームにいる以上、パリオリンピックを目指すという意識はあるとは思うのですが、高橋選手の中での「オリンピックの立ち位置」ってどんなところでしょうか?競輪選手であることが第一なのか、それともオリンピックが一番の目標なのか・・・

どちらもですね。競技あってこその競輪だし、競輪あってこその競技だと思っています。グランプリでも、オリンピックでも、両方で優勝することを目指しています。

ナショナルチームの練習を積むことによって競輪も走りやすくなっている感覚がありますが、練習を活かすのはまだまだ難しいです。最近のレースでは練習を活かせた競争が全然できていません。ウィナーズカップ(2020年3月末に実施)の時はよかったんですが・・・

Q:それはどうしてでしょうか?

ウィナーズカップまでは自分が新人でデータが少なかったこともあったと思うんです。警戒されていないからレースも運びやすかった。でも最近はしっかり警戒されてしまうので、結果として焦っちゃって、脚を使っちゃって・・・という感じです。

Q:つまりレース中に焦り易いタイプ・・ということでしょうか?

焦りますね。緊張もするんですが、緊張は悪いことではないと思っています。想定しなかった動きがあると頭が真っ白になってしまいがちです。「自分のミスが原因で、ラインを組んでる先輩方に迷惑がかかってしまう」という意識があるので、競輪だと特にその傾向が出てしまいます。どっしり構えられるようになりたいです。

競輪はお客さんのお金もかかってるし、先輩とラインも組むし、プレッシャーが大きいです。

雰囲気に呑まれてしまった

男子ケイリン1回戦, オリンピックシュミレーション

Q:先日、オリンピック代表の2人をはじめとしたナショナルチームメンバーが集まり、オリンピックのシュミレーション(7月末~8月頭に実施)が行われました。終わってみて、いかがでしたか?

毎日が勉強で、同じレースはひとつもありませんでした。大会に出た経験も少ないですし、こういった実戦で覚えていくしかないと思っています。

Q:会心のレースはありましたか?

なかったですね。先輩たちに呑まれてしまいました。

今回は周りの先輩たちについていくだけとか、流れの中でフィニッシュしてしまうとか、そんな感じになってしまっていました。先行のような、前で風を浴びるのは得意で本来は僕の強みです。でも今回は上手く出来ませんでした。勉強にはなったので良かったと思ってはいますが・・・・・。

男子ケイリン1回戦, オリンピックシュミレーション

Q:それは「仕掛けたくても仕掛けられなかった」という感じでしょうか?

そうですね。先輩方が強いことはよく承知していましたから、その雰囲気に呑まれて、周りを見すぎて仕掛けるタイミングを逃してしまいました。「気にしすぎた」って感じです。でもこんなところで呑まれていたら、オリンピックなんて到底届かない。もっと勉強していく必要があると感じました。

脇本先生のありがたい話

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