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世界選手権で感じた課題

Q:世界1位となった梶原選手ですが、ここ2、3年はスピードを強化してきましたね。世界選手権で感じた新たな課題はありますか?

梶原悠未

動画やデータで世界選手権を振り返り「持久力をもっと底上げしていきたい、スピードをより確固たるものにしたい」と感じました。でも今回の世界選手権で、今まで継続してきた生活やトレーニングが「チャンピオンになるためにふさわしいものだった」と証明されたと思います。

これまで蓄積してきた自分のデータや、経験、感覚を信じて、東京オリンピックでも金メダルを獲れるように考えてやっていきたいです。憧れの舞台で、きちんと自分を信じられるようにですね。

Q:クレイグ(・グリフィン中長距離コーチ)は今アメリカでロックダウン中ですが、連絡は取り合っていますか?

Qualifying / Men's Team Pursuit / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand, クレイグ・グリフィン

クレイグ・グリフィン

はい。結構な頻度でメールのやり取りをして、トレーニングの相談をしています。

世界選手権が終わった翌日に、次の自分の課題は何なのか見えなくなったタイミングがありました。その時の不安や、新たに見つけたい課題について、クレイグコーチへ相談しました。

レース時の影像へリアルタイムでワットが見られる動画を作っていただきました。それを元にスタッフの方々と次の課題を洗い出し、今もその課題克服に向けて取り組んでいます。

梶原流・英語学習方法

Q:クレイグコーチとは、どの言語でコミュニケーションを取っていますか?

クレイグコーチからのメールは英語です。まずは私が英語を読んでから、みちるさん(中長距離チーム翻訳スタッフ)に翻訳をお願いしてます。その後、誤解やニュアンスの違いがあるといけないので、私からは日本語で返事しています。クレイグコーチは頑張って日本語を翻訳し、理解してくださっています(笑)

Q:ちなみに梶原選手は英語の勉強していますか?

勉強しています。スラスラ喋れるようになりたいですね。

今はオンラインで大学院の授業を受けていますが、スムーズにいけば2年で修士課程を終える予定です。その後博士課程に進むには英語が必須になります。ゆくゆくは英語で論文を書くこともあるので・・・そのためにしっかり英語も頑張りたいと思っています。

アプリを使って単語を覚えながら、日常英会話の勉強をしています。論文のための専門用語は、英語の論文を訳して読むことで勉強しています。

トレーニングはたった1日3時間!?

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