テオ・ボス選手インタビュー

日本に来るのは何回目ですか?

6回目だよ。

初来日時の決め手は何でしたか?

2003年が初めてで、19歳の時だったかな。初めて招待をもらった時に競輪のスタイルが気に入って、何回も来ることになったんだ。ただ、2009年にロードレースへ転向して、去年自転車トラック競技に戻ってきたから、日本も久しぶりだよ。また競輪に招待してもらえて嬉しいよ!

theo bos

初来日時のテオ・ボス選手。当時19歳。

なぜ、自転車トラック競技からロードレースへ転向したんですか?

若かったから(笑)
9歳の時にロードレースを始めたけど、自転車トラック競技を始めたのは17歳の時。上手いこと結果が出たから、トラックを続けてたんだけど・・・・・・・25歳くらいの頃、ロードレースでも自分の力を試してみたいと思ったんだ。
ちょうどオランダのプロチームに誘われたこともあり、7年間頑張ってみたんだ。でも、リオデジャネイロ オリンピックの前には自転車トラック競技に戻り、チームスプリントスプリントをまた始めた感じだね。

ロードレース時代の成績はどうでしたか?

2009年にロードレースに転向してから、U-23のラボバンクで走ってたよ。2010年にはプロ契約が勝ち取れたから1度他のチームに行ったんだけど、すぐにラボバンクに戻ったんだ。ロードレース時代最後の2年間はディメンションデータで走ってたね。スプリンターとして、全部で40勝位挙げたかな?

中にはワールドツアーのレースも含まれてるよ!ロードレースで有名な選手たちと戦って勝ってたんだ。例えば、マーク・カベンディッシュ、マルセル・キッテル、アンドレ・グライペルとかね。僕のいた頃に旬だったスプリンターたちに、時には勝ち、時には負けてと繰り返したよ。

まぁグランツールの舞台で勝つことはなかったから、本気の勝負というか、本当に彼らより上とは証明できなかったのが残念だけど(笑)走っていたのはもっと規模の小さいレースだったから。

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テオ・ボス選手のプロロードレース在籍チーム

2009 ラボバンク・コンチネンタル(現:チーム・ロットNL・ユンボ)
2010 サーヴェロ・テストチーム
2011-2012 ラボバンク
2013-2014 ベルキン・プロサイクリング・チーム
2015-2016 MTN・クベカ
(2016年チーム・ディメンションデータへ名称変更)

話は変わるけど、マディソンもやってたんだ。2011年にはアペルドールンのトラック世界選手権で銅メダルも獲得したり・・・昔を思い出すとよくいろいろやってたなと思うよ(笑)

マディソンは好きだったんですか?

いやいやいや、難しいから好きじゃないね。ケイリンやスプリントの方が簡単だもの!

そのケイリンとスプリント、どちらが得意ですか?あと1kmタイムトライアルも得意ですよね?

1kmタイムトライアルはとにかく自分を追い込むし、ケイリンやスプリントはスピードだけじゃなく、戦術や相手との駆け引きがあるし・・・

でもスプリントかな!1対1だから一番余計なことを考えずに済むしね!

ちなみに、僕にとっては日本の競輪の方がいろいろ考えなくて済むかな。いつも先行・捲り・追込みのライン戦だから判りやすいと思う。僕にとって、だけど。これが競技の方のケイリンだと、誰が何をするかわからないから、僕にとってはカオスなんだ(笑)だから難しい。

まぁ、こんな話をしてるけど日本の競輪も競技のケイリンもスプリントも、結局全部好きだね!

競輪の方が合ってる!?