英也は、皆を知っている。

イアン・メルビン中距離ヘッドコーチはかつて「英也は、皆を知っている。」と言っていた。橋本英也は知っている、昔あったコーヒーCMのキャッチコピーの様な言葉の意味とは。

「よぅ!って、知らない人に話しかけるの、楽しいですよ。ロードで走っていて、そこにいる人に話しかけちゃう。新しい視点が手に入るから楽しいんですよ。だって、話さないと勿体無くないですか?」

無いはずだが、なんとなく皆が感じる、狭い自転車業界に存在するヨコの壁。この壁を打ち崩そうと様々な人が日々努力を重ねている。そこへ新たな風を吹き込む存在の1人が橋本英也である事は間違いないだろう。

橋本英也は「面白いから、楽しいから」と、今日も新しい何かを求めているのだろう。

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Interview : Mizuki Ida
Photo & Text : Shutaro Mochizuki