「まじキツかった」アジア選手権
Q:『2023アジア選手権トラック』では、2年連続となる2回目のケイリン種目のアジアチャンピオンになりました。レースはどうでしたか?
決勝では、とにかく後続の選手を前に出させないよう牽制することに集中していました。まじキツかったです。
Q:具体的にどのようなことがキツかったですか?
位置取りの関係で、自分の気持ち良いスピードで走れず、後続選手を牽制するためだけに脚を使ったりしていました。そこから無理やり前の選手を抜きに行くレースだったので、キツかったです。脚がパンパンになりました。
Q:ケイリンでそのようなレース展開は初めてですか?
初めてではないですが、同じようにキツかったのは2年前の世界選手権(2021年)で決勝を走った時ぐらいです。残り3周から先頭のフリードリッヒの後ろにいることを意識していました。後続を牽制していた訳ではないのですが、あのレースではフリードリッヒの後ろで終わっちゃいました。
※リー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ) 2021、22年世界選手権女子ケイリンで優勝
嫌だけど戦いたいライバル
Q:2023年のネーションズカップでは、フリードリッヒをはじめドイツ選手と戦う機会がありませんでしたね。
世界選手権には願わくば出場してきてほしいですね。嫌ですけれど(笑)
「出場しなかったら、ラッキー」と正直思ってしまうかもしれませんが、そんな自分も嫌なので出場してほしいです。
Q:フリードリッヒ選手とは、表彰台などで話したことはありますか?
ないです。私は英語が話せないので(笑)
でもグロちゃん*とかニッキー・デグレンデル選手(ベルギー)とか、あちらから話しかけてくれる選手には勢いでコミュニケーションが取れたりします。
英語を勉強したいのですが、練習で脳みそを使い切ってしまうので手が出ず……。
※グロちゃん:マチルド・グロ(フランス:2022世界選手権 スプリント金メダル)
不安はない、やるべき事をやるだけ
Q:『2023世界選手権トラック』はパリ2024オリンピックに向けた最後の世界選手権となります。
へぇーーー……。
Q:まさか知らなかったんですか?
あまり気にしていませんでした。
Q:では、気負いすることなどもないのでしょうか?
全然ありません(笑)
私は私のやるべき事をやるだけなので。不安なども今は特にありません。